冷たい雨が続いているため、演説を聴いてくださる人の姿がほとんど見えないので、いわゆるモチベーションを維持するのが大変なのです。それでも、こういうことがありました。
この動画の訴えは約5分余り。いつものように、演説を終えた後、近所で聴いておられる人がいれば駆け寄ってお礼の挨拶をしなければと周囲を見回し、歩いてみたのですが、やはりこの寒さでは誰も出ておられないようでした。諦めて車に乗り込もうとしたら、街宣車の真後ろのお宅の窓越しに、ずっと話をきいてくださっていた人がおられたのです。高齢の女性でした。近寄ると窓を開けて「頑張ってくださいね」とおっしゃいました。生垣があり、窓まで距離があったため、握手をしようにもどうにも手が届きません。「よろしくお願いします」と言うのが限界で、何度も何度も会釈をして、その場を別れました。真剣なまなざしだったのがとても印象的でした。年金削減の一方で、暮らしの声が議会に通らない、そういった話が伝わったのかなあと振り返っています。
一期一会という言葉がありますが、私の1回1回の演説を聞いていただいて、それがその方の投票所に足を運ぶ動機になってもらえれば、これほど嬉しいことはありません。
暮らしを破壊する暴走政治の中で、市民に一番近いはずの市議会議員が市民の声をまともに取り上げないという、この砺波市議会の現状に対する市民の厳しい目線がある中で戦われていると思います。「市民の声を市政へ」「市民ファースト」という当たり前の訴えを、最後まで、一人でも多くの砺波市民に届けたいと思います。