本日は、日本共産党音更町議団として、行政視察のため帯広市へ。
視察の項目は2つあり、その内の1つは、音更町とほぼ同時期の昨夏から始まった「産後ケア事業」です。ただし当初希望していた現地視察は、事業所側の都合でかなわなかったため、市のこども未来部から説明を受けました。
現在、十勝管内でデイサービス型の「産後ケア事業」を行っている施設は、帯広市内の医療機関1カ所のみで、音更町の事業も同施設を委託先としてスタートしています。
帯広市の昨年度実績(6月~)によると、利用件数は12件、延べ利用件数は25件で、1人平均2回の利用があったとのことです。
国が示している「産後ケア事業」のガイドラインによれば、「産後ケア事業」実施方法は【宿泊型】【デイサービス型】【アウトリーチ型】の3つに大別されています。 このうち【アウトリーチ型】というのは、実際に利用者の自宅を訪問し、生活の場を通して支援するものですが、現在は帯広市も音更町も実施に至っていません。
事業が始まってから今までの間に、利用者の中から「上の子(未就園児)がいるので、訪問するのが困難」、「冬道での外出が不安」「車がないから行くのが困難」などといった理由で、自宅での支援を希望する声が寄せられているとのこと。今後は【アウトリーチ型】も実施方法として取り入れ、前向きに検討するよう、行政へ働きかけることも重要だと感じました。私自身、昨年はじめての出産を経験し、こどもがまだ生後まもなかった頃は外出することが困難だったため、とても共感できる要望です。
視察項目の2つめは「合同納骨塚」について。こちらは、後日改めて報告いたします。