氷見市議選史上初の女性候補3人立候補は今回の選挙の注目点です。女性議員が議会に誕生すれば、議会改革の大きなインパクトになるに違いありません。
しかし「女性」というだけでなく、その女性議員がどんな考えで議会に望むのか、議会をどう変えようとしているかが大事な点ではないでしょうか。
穴倉陽子が、これまで街頭演説や個人演説会、ビラ等で訴えてきた政策を改めてまとめてビラを作成しましたので、画像でご紹介します。
●問題点1
1回の議会では8人しか発言(一般質問)できません。議会事務局の説明によると、「17名の議員のうち1名は議長のため、その1名を除いた16名の半分=8名を、毎議会で発言する上限にしましょう」という申し合わせを議会内で行なっているそうです。日本共産党が議席を失った後からこうした内部での取り決めを行なったのです。市民の負託を受けた市民の代表たる議員が、議会で発言したいときに(しなければならない時に)発言できないのというは、議会の自殺行為といわれてもおかしくありません。穴倉陽子はこの「質問制限」を撤廃させるために頑張ります。
●問題点2
議会のことを市民に知らせない議会です。「氷見市議会だより」が発行されていないのです。「議会だより」を発行していないのは、富山県内では「県」を除いて市町村では氷見市だけです。共産党が議席を失った翌年の2003年12月議会を報告する「議会だより」(51号=2004年1月発行)を最後に廃止とされました。他の市町村では、逆に「議会だより」がどんどんバージョンアップして、より市民に開かれた内容になっています。「富山市議会だより」では、議員各自個人の発言と当局答弁を掲載すると同時に、さらにその個人の質疑の中継(動画)を見られるようにURLにリンクしたQRコードが付されています。これは今日普及したスマホに対応したもので、見習うべきものです。穴倉陽子は「氷見市議会だより」の発行を復活させます。
●問題点3
女性がいない市議会。県内の市では女性議員がいないのは氷見市議会だけ。町では朝日町、入善町。村では舟橋村です。各地の議会でも女性議員が出産、子育てをしながら議員の活動を続けるのは大変な困難が付きまといます。議会というのはもっとも民主主義を尊重しなければならない場所ですが、まだまだ「男の世界」となっている議会が多いのが現実です。日本共産党は政党の中でもっとも女性議員の割合がたかく4割弱が女性議員です。日本共産党の穴倉陽子だからこそ、保守・自民党系ばかりの議会でも、女性の声をブレずに貫くことができます。
●問題点4
昔からの古い制度ですが「費用弁償」という制度があって、議員が1回の議会に出席すれば2200円を支給するというものです。歩いて登庁できる議員もいれば、山奥の自宅から出てくる人もいるわけで、交通費を実費で支払うのならまだしも(交通費も出す必要はないと思いますが)、ただ出てきただけで支払われる費用弁償は、市民の納得をえられません。「費用弁償」を廃止させます。
●問題点5
中継が本会議だけ。委員会も含めて中継すべきです。委員会では本会議と違って丁々発止の討論もあるでしょうし、より市民の細かな実情や行政サイドの政策などをやりとりしており、市民の知りたいところを聴けるはずです。今や誰でもスマホからアクセスできる時代です。中学生や高校生なども18歳選挙権の時代にふさわしく、わが町の議会がどうなっているかを勉強することは有用なことです。委員会のネット中継実現を求めます。
「氷見市議会は内にこもっていて、何をやっているかさっぱりわからない。共産党が議会で改革して欲しい」とおっしゃったのは、ある労働組合の県本部(当時は社会党系)で幹部をつとめてこられた方(氷見市在住)の言葉です。