一品種しかないし、大した面積でないからちょちょいとできるだろうと簡単に考えていましたが、家人には大変な大仕事に思えていたようです。というか私がのんきすぎることに若干いらだっていたかもしれません。それもそのはず、手伝いをしてもらう人たちへの連絡や、段取りはすべてお任せでしたし、それどころか花摘みの日に別の仕事も並行して行う計画まで立ててしまう始末なので・・・機械ではなく手摘みなので、とりわけ腰への負担は確かにかなりのもので、「日頃から腰が痛いと言ってるでしょ、花摘みをナメテルの!」と心の中で怒鳴っていたのかもしれません。
ところが予報では本日は雨、朝、外を覗くと間違いなく水滴が空から降り注いでいました。風までゴーッと音を立てています。すくむような空模様ではありますが、手伝いの方に「雨が降ってもやります」とメールで連絡したという事なのでやるしかありません。申し訳ない事に、私は屋内での別仕事なのですが・・・早く片付けて、雨風の屋外に合流しなくてはという気持ちはもちろんありましたけれども。
花摘みスタート時は、意外なことに雨も風も治まってくれました。「なんと聞き分けの良い。日差しもなく快適、まさに花摘み日和でないか!」屋内仕事の休憩時に外を眺めてほっとしながら喜んでいたのですが、予報はさすがにあてずっぽうではありませんでした。降ると言ったら降る、屋内仕事を終えて外に出るともう止みそうにもない雨になっていました。合羽を着て合流すると帽子のつばから滴るほどになりました。「あ~早く積み終わりたい」残っている花の列を何度となく数えながらの我慢の作業が続きます。
隣家の窓に、驚きながら私たちの仕事ぶりを眺める姿がありました。