消費税減税の疑問に答えるシリーズ(3)です。
なぜ8%でなく5%か?
家計応援へ希望示す
2014年4月に消費税率を8%に引き上げたこと自体が重大な失政だったからです。8%、10%と、2度も消費税を増税した内閣は安倍晋三政権が初めてです。合計13兆円もの大増税です。
8%増税から5年半たっても家計消費は回復するどころか、増税前に比べて年20万円以上も落ち込んでいます。働く人の実質賃金も年15万円下がり、いまだに深刻な消費不況が続いています。
1989年の消費税導入とその後の度重なる増税は、国民の暮らしと日本経済を破壊し、日本を「成長できない国」にしてしまいました。それをさらに深刻にしたのが8%増税です。10%への増税は失政の上に失政を重ねた暴挙です。経済や景気、暮らしを回復するために消費税を緊急に5%に減税し、安倍政権の二重の失政を正すことこそ、いま政治が実行すべき政策です。
個人消費は国内総生産(GDP)の6割近くを占める“経済の主役”です。消費を回復することなしに経済成長もありません。長期にわたる日本経済の低迷を打開するために、政治が「消費税率5%への減税」という思い切った家計応援の希望あるメッセージを発することが何よりも必要です。(つづく)
(日本共産党しんぶん赤旗HPより)