境きんご 子供のインフルエンザ予防接種へ支援制度を求めて質問します。
子育て支援策として、こどものインフルエンザ予防接種への支援を市として行って欲しいという要望は、当市議会においても繰り返し行われています。
学校や保育園など大勢の子供たちが毎日通う施設でも、緊張感を切らさない対策が求められます。それでもこれらの施設だけで、子供たちの二十四時間に目配りすることは困難で、毎年閉園や学級閉鎖に追い込まれることにもなります。預かる施設の方も、子供を通わせる保護者の方も、少しでも感染のリスクを減らしたい、感染しても重症化させたくないとの思いで毎日を過ごすことになります。
平成29年12月議会では、この要望に対する市の回答は「平成6年の予防接種法の改正により、児童生徒などを対象としたインフルエンザワクチンの集団接種は、社会全体の流行を抑止することを判断できるほどのデータが十分にないことから予防接種法の対象から除外され、任意接種になったので、国が推奨していない現状においては公費での支援は困難である。」でした。
確かに65歳以上の高齢者や基礎疾患のある60歳以上65歳未満の方々とは違い、子供たちのインフルエンザワクチンは任意接種となっていますが、子供接種が感染の抑止や重症化を防ぐ効力の有ることは明らかです。厚生労働省の「インフルエンザQ&A」においても「6歳未満の小児を対象とした研究では、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%」と述べていますが、重症化を防ぐという点も考えれば、予防接種は保護者に大きな安心感を与えるものと考えます。
県内でも、例えば小矢部市では12歳未満の子供たちには2回まで、13歳以上の中学生には1回まで、予防接種に対して1回あたり2千円の助成を行っており、滑川市でも同様の施策を行うなど6市町村で補助制度が実施されています。
当市においてもインフルエンザの予防接種に対する助成を、子育て支援の一環として行うよう求めます。