5月3日、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、施行から73年の憲法記念日を迎えました。
毎年、各地で憲法記念日についてのデモや集会が行われていますが、
今年はコロナウイルスの感染防止のため、
SNS上のアピールに切り替えて行う人々が多くいました。
たとえば、ネット配信や、Twitterでは、
#憲法記念日にうちでデモろう のハッシュタグで、
憲法記念日に、自分の好きな条文とその理由を一言添えるツイートでにぎわいました。
憲法の価値をみんなで再確認する日になったのではないかと思います。
今こそ改めて感じる憲法の意義。一人ひとりの命と尊厳が守られ、健康で文化的な生活を保障する政治が求められています。
安倍首相や自民党は、憲法9条に自衛隊を書き込むなどの改憲案に加え、
コロナに便乗し、人権を抑圧する危険のある「緊急事態条項」創設の議論をすすめようとしています。
自民党改憲案の「緊急事態条項」は、いま行われている緊急事態宣言とは全く違うもので、
国民の自由や権利を、国会の関与なしに制限し、政府が立法権をもったり、
国民の権利・たとえば基本的人権なども停止できるもので、
緊急事態時に政府が独裁政治が行えるものです。
過去の世界の歴史からその危険性が謳われていますし、
万が一間違った政策を進めてしまったら、国会で正すこともできなくなり、
歯止めが利かなくなる可能性があります。
朝日新聞の世論調査では、国会での憲法改正の議論を急ぐ必要があるかを尋ねたところ、
「急ぐ必要はない」72%が、「急ぐ必要がある」22%を上回ったとの報道がありました。
改憲より今やるべきなのは、現憲法の理念を全うするために、
すべての人々の命と暮らしを守ること。コロナウイルス対策を保障とセットですすめ、
医療崩壊を防ぐことです。
↓画像は日本共産党ツイッターアカウントより