富山県が乳幼児から小学生まで助成を決定したコロナ対策に合わせ
8月26日開かれた砺波市議会議案説明会で、砺波市は市内の中学生に対して今年度限りで1回の接種につき三千円を助成することを明らかにしました。
富山県は今年度コロナ対策のため、秋以降に新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行すると、発熱などの症状が区別しにくくなる恐れがあるとして、医療現場の混乱を避けるため、県がインフルザの予防接種費用を一括して助成することを明らかにしました。県による一括助成の対象は、県内在住の生後六か月~小学六年生の子どもが対象です。砺波市はこれに合わせ、対象とならない中学生までのインフルエンザ予防接種に助成することにしたものです。
昨年12月議会で要望
私は昨年12月議会で、子どもに対するインフルエンザ予防接種の費用に対する助成を提案しました。砺波市はインフルエンザが予防接種法の対象から除外されて任意の接種となったことから助成対象にできないと回答していました。しかし、コロナ対策で今年度限りとはいえ、子供に対する予防接種への助成が実現することは歓迎すべきことです。
助成を求める会署名運動進む
今月、子供のインフルエンザ予防接種に助成を求める会が発足し、助成を求める署名運動を始めたばかりです。子供を抱えるお母さんたちは自分たちの声が一部実現したことを歓迎しています。しかし、富山県と砺波市の助成はコロナウイルス対策のため今年度限りとしています。小矢部市や入善町ではすでに助成を実施しおり、砺波市内では来年度以降も恒常的に予防接種に助成を求める声が強く、子供を持つお母さん方や高齢者に署名が広がっています。
富山市も高齢者を無償化中学生に三千円の助成
県内では、富山市が市内の六十五歳以上の高齢者らに対し、本年度に限りでインフルエンザの予防接種を無償化する方針を明らかにしました。森雅志市長は記者会見で「冬季に医療体制が逼迫することを避けるため」と説明しました。インフルエンザの症状は新型コロナウイルスと似ているため、対応に当たる医療機関が混乱する懸念がある。予防接種を促すことでインフルエンザ患者の増加を防ぐのが狙いです。市内の六十五歳以上と、六十~六十四歳で一定の障害などがある高齢者が対象。更に市内の中学生に対しても本年度に限り一人一回のみ三千円を助成するものです。