小矢部市は、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行を抑制し医療機関の負担軽減を図るため、生後六カ月から高校生までと六十五歳以上について、インフルエンザ予防接種を自己負担なしで受けられるようにします。
桜井森夫市長が二十五日、会見で明らかにしました。市によると、高校生まで助成に上限がないのは県内初めて。現行は中学生まで一回千円を助成していましたが、全国的にコロナで高校生のクラスターが発生しているため、高校生まで拡大したもの。接種費は医療機関により二千五百~四千円で、二回接種する小学生までは県が一回三千円を助成するため、市が不足分を補う。高校生までの対象者は三千八百人。一万一千人が対象の高齢者は、現行では千五百円を自己負担している。どちらも今冬だけで、市の助成は市内の医療機関での接種のみ。中学生までの接種率は六割。高齢者は五割で、この機会に接種を進めるとしています。