8月議会 9月8日の本会議で新型コロナウイルス関連を中心に質問しました。(4)
子どもの学びと心身のケアを
境きんご 新型コロナウイルス感染の影響は子供たちの学びの活動にも大きな影響を与えています。突然に長期の休校が言い渡され、いつもより短い夏休みや、行事が無くなり、友達とのふれあいができないなど環境が激変しています。子どもたちが不安やストレスを抱え、学びの遅れと格差が生じないよう、感染を防ぎながら対処していく方法について要望を行います。
まず、子ども達や教職員の物理的環境について、ウイルスと共存する「新しい生活様式」で、人と人との距離を確保することの重要性が指摘されています。
ところが学校では40人学級で、1メートルの距離を確保するのがやっとです。さらに不安やストレスを抱える子どもたちに寄り添い、安心して学校生活ができるようにするには、細かな子ども達のサインを見逃さずに支援できるよう、教師の担当する生徒が少人数であることが望まれます。
新型コロナウイルスのパンデミックを経験した今、子ども達を感染のリスクから守り、一人一人の心の有り様に目を配りながら学校を運営していくには、少人数学級を実現することがどうしても必要です。
7月2日に全国知事会、全国市長会、全国町村会長が連名の緊急提言で、少人数編成を可能とする教員の確保を文部科学大臣に要請されたのも当然です。
そこで、当市でもコロナ禍で通常とは違う学校運営が余儀なくされていますが、少人数学級による学校運営が不可欠と考えます。
国の第二次補正予算によって、当市にもSSSと言われる学校支援員が配置されましたが、とても十分ではありません。
とりわけ特別支援学級では、コロナ前とは違った環境・雰囲気のもとで子どもたちが不安定になりやすく関わるスタッフの手が本当に足りないとのことです。そこで(1)少人数学級を実現すること。(2)必要な教員・職員の増員を行うこと。(3)そのための財政措置を行うことを県・国に対して強く求めていただきたい。
山本教育長 少人数学級の実現につきましては、今後も検討が必要だと考えております。必要な教職員の増員及びそのための財政措置が実現されれば、これまで以上に教職員が一人一人の児童生徒に向き合う時間を確保することができ、子どもたちの健全な成長に大きく寄与するものと考えております。