今度は10グラムで【きんごの日誌・2020年11月28日】

2020年11月29日 00時00分17秒 by
アシツキの写真

粒状からこぶのような大きさに成長するアシツキ

再び経澤信弘さん(郷土料理研究家)がやって来て、緑の粉末の入った袋を手渡しました。「これを1パーセントの割合にして素麺作ってもらえないでしょうか?」

アシツキの粉末です。万葉の時代に珍重されたという川の藻、保存が難しいのだけど、乾燥の技術があみ出されて持ってこられるようになったのだとか。

昨年は3グラムの袋だったので、せいぜい二人前ほどの素麺にしかなりませんでした。はさに掛けて干し上げた半生のを手渡したのですが、それきりでした。量が少ないので、作った当方の試食の分も無かったし、食した感想も聞いていません。外見からしてあまり美味しそうとは思わなかったので(笑)、電話して聞いてみることもしませんでした。手延べの麺はつるつるしこしこ、滑らかでコシのある食感が魅力なのですが、乾燥したアシツキの粉末を混ぜると団子がざらつきます。つるつるを打ち消すような感じで、ちょっとどうかなと思ってしまったのです。

こんなものが伸びるのかなと不安になりますが、いつもの工程に乗せると不思議についてきます。ただし今回は昨年より混ぜる割合が多かったので、普通どおりは最後の伸ばしの一歩手前まででした。最後の工程では三分の一ほど伸ばして二時間休ませる、また伸ばして一時間休ませる、これでどうだと伸ばすと、縁の方の麺は何本か切れてしまいましたが、大半は最後まで伸びてくれました。ひとまずやれやれです。が、やっぱり伸びたとはいえ、このパサパサ感、う~ん?

アシツキにこだわる経澤さんは、イタリア料理店の姪っ子さんにスイーツを作らせています。写真を見るとたっぷり水分を含んだわかめのよう、ゼラチンのような食感が良いのだとか・・・

わかめ? まてよ、ひょっとして素麺をゆでると乾燥したアシツキが戻ってゼラチン質に?だとしたら不思議な面白い食感かも!

などとちょっと思いましたが、そんなにうまくはいかないのじゃないかな、やっぱり、パサパサはそのままなのかな。だとしたら大友家持の詠んだ

「雄神(おがみ)川 紅(くれない)にほふ娘子(おとめ)らし 葦附(あしつき)とると 瀬に立たすらし」

を思い出しながら、万葉の空気を楽しむという事なのでしょうか。

 

前の記事

下水道整備計画を見直し社会情勢の変化に対応

10月23日の砺波市議会全員協議会で「砺波市下水道整備基本計画」について見直し方針案が提案されました。見直し計画書案によれば、今後予想される少子化...

次の記事

共産党砺波市委員会が新年度予算要望書提出

畑企画総務部長(左)へ要望書を提出しました。 12月3日(木)、日本共産党砺波市委員会委員長として、新年度予算に対する要望書を砺波市に提出しました。...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このページをシェア