1月22日開かれた市議会全員協議会で、砺波市庄川町勤労者体育センターの廃止が提案されました。
この施設は、富山県雇用促進事業団が、県内に体育施設を整備することになり、旧庄川町が誘致。事業費は1億2千万円で昭和55年3月に完成し、勤労者だけではなく、地域住民や地元のスポーツ少年団などが利用しています。
市は廃止の理由として、建設して40年が経過し利用者が昭和55年度には、12,179人であったが、令和元年度は8,655人でピーク時の55%と低下しており、耐震化していないことなどをあげています。
施設廃止に伴う利用者への対応として、4地区自治振興会長会議で施設廃止を説明し、利用者には庄川小学校と庄川中学校の体育館を移転先として誘導するとしています。
今後のスケジュールは、今年の3月に市議会に条例を提案し、議決後4月に閉館して、12月までに解体・整地周辺施設の駐車場とする予定です。
しかし、現在も月に721人も利用しており、利用者の声を聞いていないなど、十分に理解を得られたとは言えないのではないでしょうか。
以前も松村外次郎記念美術館を廃止することが提案されており、何で庄川の施設ばかり廃止するのかという声があちこちで聞こえてきます。
政府が示した公共施設の20%削減を無条件で受け入れるやり方は、いま一度考え直した方がいいのではないでしょうか。