3月9日 砺波市議会で次のように質問しました。(その1)
境きんご まず、集団感染リスクの高い職場での職員、利用者への定期的なPCR検査の実施を求めて質問します。
医療や介護、学校、保育施設など、集団感染リスクの高い職場で働く職員や利用者の皆さんに対する定期的な検査について、先の11月議会でも要望しましたが、日常的に細心の注意を払っておられるはずの医療機関や高齢者施設でのクラスターの発生が頻発しています。陽性者の少ない今こそ、高齢者などを対象とする施設職員の定期検査をすべきです。
さきの臨時会で、施設の職員が希望すれば検査を受けられるように市が負担の支援をすることが提案され可決されました。大きな前進だったと思います。
しかし、65歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ方に対する検査と同様、1万円前後の自己負担は決して小さくなく、どうしても強い動機のある方だけが対象ということになってしまいます。自覚症状のない陽性者を早く把握し、ほかに感染させる前に対処するためには、進んで受検したい、あるいは制度として受検する環境をつくる必要があります。
厚生労働省も2月4日の事務連絡で、10都道府県に対する高齢者施設等における社会的検査の実施計画の策定を求めたのに併せて、全ての都道府県に対して高齢者施設等における積極的な検査を求めています。
このPCR検査は医師の判断があればできるとされ、事業者の判断でも行われるものですが、市としても関係機関や施設に積極的に取り組むように働きかけていただきたい。
黒河福祉市民部長 国はPCR検査対象として、発熱が続く人や濃厚接触の疑いのある人などのほか、感染者が多数発生したり、施設等でクラスターが発生したりしている地域では、医療施設や高齢者施設等で感染者がいない場合でも無料で検査が受けられる行政検査の対象としております。
また、議員が述べられましたとおり、国は特に感染が広がっている10都道府県の高齢者施設の職員と入所者に対し、現時点で感染者が出ていなくても検査を集中的に行うよう通知し、この費用についても行政検査の対象として国が負担することとしております。
現在、市内での感染拡大が見られないことから、市のPCR検査助成事業の利用者はおりませんが、今後とも高齢者施設等に対し積極的な受検を働きかけてまいりたい。
境 きんご ワクチン接種が始まっています。優先接種される医療事業者への接種が既に始められましたけれども、「接種しない」とアンケートに答えた方が4割との新聞報道もありましたが、いろいろな情報が氾濫しており、接種に不安を感じる人が少なくないようです。
ワクチンの安全性と有効性を十分に確認し、国民に対して積極的に情報公開するよう国に働きかけるとともに、市としてもしっかり対応していただきたい。
黒河福祉市民部長 ワクチンの安全性と有効性の情報公開につきましては、国は医療従事者に対する先行接種における副反応を調査し、結果を定期的に公表するとしており、ワクチンの安全性、有効性など、ワクチンの特性に応じた必要な情報等について、国から十分な情報提供されるものと考えております。
市としても、市民の皆さん全員にクーポン券を発送する際の案内、広報となみや市ホームページ等により、ワクチンの安全性や有効性の情報提供に努めてまいりたい。