令和3年度砺波市一般会計予算に対する反対討論を行いました。
多額の税金を用いて国民にマイナンバーカードを押し付けるやり方はやめるべき
まず最初に、この議案にはマイナンバー制度を普及促進させながら執行していくための予算が計上してあるので反対します。
マイナンバー制度は、国民が要望してできたものでなく、行政が国民を把握し管理するために作られたものであり、個人情報漏洩の危険を増大させるものであることを繰り返し指摘したいと思います。
さらにこの際、マイナンバーそのものの問題点もさることながら、国民が必要と感じていない制度に固執し、多額の税金を用いて国民にマイナンバーカードを押し付けるやり方はやめるべきだと主張しておきます。
庄川地域の体育館や美術館・資料館を急いで解体しなければならない理由は無い
この議案に賛成できないもう一つの理由は、砺波市公共施設等総合管理計画とその下位計画の砺波市公共施設再編計画に基づく執行事業として、庄川勤労者体育センターの取り壊しや、庄川美術館や庄川水資料館の解体を前提とした公園再整備事業を計上してあることです。
期日と数値目標を決めて施設の統廃合を計画することが、公共施設本来のあり方から妥当でないと以前に質問しました。他の議員からも、地域や関係の市民との意思疎通がなされないままに執行される計画とならないようにとの意見が出されています。
市からは、独断とならないように配慮しながら、しかしスピーディーに実行するとの答弁があり、今この提案がなされているのだと理解しますが、体育館や美術館・資料館は現在もそれぞれ大切な役割を果たしており、これを無くすことにより失うものは簡単に補えるものではありません。急いで解体しなければならない理由は無いと考えます。
よってこの議案には賛成できません。