新型コロナウイルス感染対策と両立しない 東京オリンピック・パラリンピックの中止を国に要請を!
=6月定例市議会一般質問で金平市議が市長に質問=
新型コロナウイルス感染拡大の第4波が収束せず、インドで見つかった変異株の拡大などによる第5波到来の恐れも専門家から指摘される中、東京五輪開催に突き進む菅政権に批判が高まっています。
5月15日から16日に実施された共同通信社など4社の世論調査で、東京オリンピック中止・延期を求める声は7割にもなっています。6月2日の衆議院厚生労働委員会での共産党の宮本徹議員への答弁で、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長は「一体何のためにこのオリンピックを開催するのかという明確なストーリーというか、いかに感染のリスクを最小化するということをパッケージで話をしないと、国民は協力しようと思わない」と発言しています。
6月定例市議会の一般質問で金平市議は「東京五輪の中止を求める理由は、①ワクチン接種が間に合わない。②アスリートのフェアな大会にならない。③医療従事者が東京五輪のために医療現場から引きはがし集めることは許されない、の3点である。このまま東京五輪を強行すれば取り返しのつかない事態となって、日本が五輪パンデミックの発信地になる心配もある。市長が東京五輪の中止を国に要請を」と質問。
市長は「現在、政府関係機関やIOC・JOC等においては、東京2020大会の開催に向けて取り組んでいると承知している。その際には、新型コロナウイルスの厳格、万全な感染防止対策を講じることは当然のものである」と答えるにとどまりました。
新型コロナワクチンの安全・迅速な接種を ワクチンの供給スケジュール、配分量について確定日付で速やかに示すよう国に要請を!
【超低温冷凍庫を追加配備した: 金平市議の質問に市長が答弁】
ワクチン接種の予約をめぐって、電話が全くつながらず、多くの高齢者から市への批判や落胆の声が聞かれます。6月市議会で金平市議は「ワクチンの供給スケジュール、配分量について、確定日付で速やかに示すよう国に要請を」と質問。市長は「5月14日に開催されたワンチームとやま連携推進本部会議でも、ワクチンの安定供給体制の構築が論じられ、その後、県では、速やかに国に対する要望を行っていただいたところ、ワクチンの供給数や時期に一定の改善が見られた。ワクチン在庫を安定的に管理できるよう、
ディープフリーザー(超低温冷凍庫)の追加配備をお願いし、5月31日に配備した。これからも国・県に対し
ワクチンの安定供給について要請を続けたい」と回答しました。
値上げされた介護保険料 払いきれない高齢者への減免措置の実施を!
3月市議会で、市民や日本共産党市議団の反対を押し切って介護保険料が大幅値上げされました。6月市議会で金平市議は「コロナ禍のもとでの年金削減や消費税増税で苦しむ高齢者の不満に応えて、介護保険料の減免の実施を」と提案しました。当局は「令和2年度からは、新型コロナ感染症の影響で主たる生計維持者が死亡または重篤な疾病を負った場合や、事業収入等が前年から30%以上減少が見込まれる場合にも減免を可能とし、今年度も継続する」と答弁しました。
《コロナ禍での暮らしのご相談は市議会議員金平直巳へ・☏21-8228》
金平レポート号外・2021年6月15日・市議会議員金平直巳・高岡市佐野349-5☎21-8228