5月26日、中津川市3月議会報告とつどいが、蛭川で行われました。
田中愛子市議、木下律子市議が参加しました。
田中愛子市議は一般質問の内容に触れ、 小中学校統廃合について、ここでしか出来ない子育て、自然豊かな環境を生かした教育を求めて移住してくる保護者もいる。少人数のほうがイジメも起こりにくく、多人数だから良いというわけでもない。学校のない地域に子育て世代が移住するのは厳しいという市民の声もある、小規模校の良さが伝わると良い。子どもの居場所について、市内の学校の体育館に常設エアコンは1つもない。特別教室などにはあるが設置率は県内で下から2番目なこと、体育館は災害時には避難所としての使用もある、何かあってからでは遅い。恵那市は今年中に設置する予定、中津川市も早い決断を。美乃坂本駅のバリアフリー化について、坂本地域の要望は多いが、リニア岐阜県駅との一連の工事なので単独での(エレベーター設置)工事は考えていないという答弁だったことを紹介。リニア建設工事の遅れがはっきりとした今、10年も待てないという市民の切実な声を無視するのか、これからも声をあげていくとうったえました。給食費無償化については、新市長の答弁では「国と県の動向をみながら」だったことを紹介。給食費無償化は子育て世代の切実な要求。引き続き声を上げていく決意を述べました。
木下律子市議は、坂下診療所について、今の現状を紹介。リニア建設工事による要対策土(汚染残土)問題の御嵩町の事例、リニアトンネル掘削工事が行われている瑞浪市で、2024年2月下旬ごろから井戸やため池などの水位が相次いで低下している問題に触れ、現地を視察し、住民の声を聞いてきた。中津川市も水位低下調査をするというが、しっかり監視しないと、住民の生活や自然を破壊をしたまま開通されかねない。私たちが引き続き監視していかねばならないと述べました。
そのほか、談合事件や議長・副議長の選挙での、中津川市議会の実態を紹介。国民健康保険は国の方針で今年度から都道府県化、数年で保険料率も県に統一化される。中津川市は今年度は基金2億円を入れて国民健康保険料率据え置きすることは評価するが、医療水準の低いまま保険料が高くなるのは許せない。本来なら県や国がお金を投入するべきとうったえました。
参加者の質問や要望では、介護現場で働く方からは、利用者・運営者ともに厳しい状況が。恵北地域で働く労働者からは、中津川市は就学・就労ともに市街地が中心になっている、恵北地域のお金の使われ方について疑問を持っている。と話されました。木下律子市議は、「市としては(全国でも)コンパクトシティを目指しているが、私たちは反対している。具体的な要望を出していきたい」と答えました。移住してきた方からは「今の中津川市の状況で本当に移住したいという人が増えるのか?知り合いにも中津川市に移住してきてと言いたい」と複雑な心境が語られました。
安心して暮らし続けられる中津川市にするため、これからもご要望をお聞かせください。