新型コロナ感染症対策の強化、コミュニティバス運行を。事業者救済、女性非正規労働者の生活支援を。介護保険料・国保税の減免を!
【8月12日・共産党高岡市議団が角田市長に緊急要請】
全国でも、県内でも新型コロナの感染が急速に広がる深刻な事態となっています。新型コロナの感染拡大から、市民の命と暮らしを守る課題は一層、緊急性が高まっています。共産党市議団(金平市議・高瀬市議)は8月12日、角田悠紀市長に「新型コロナ感染症対策、9月補正予算編成等に関する要望書」を提出しました。河村副市長、川尻福祉保健部長が応対しました。要望内容は下記の通りです。
- 感染症の専門家は、感染症対策の根本に立ち、人の行動抑制などの感染経路対策、検査による感染者の発見・保護などの感染症対策とワクチン接種による免疫獲得という三つの柱をバランスよく徹底することが重要だと強調している。市として国・県と連携してこの三本柱をふまえた対応を強化すること。
- 特に今重要なのが、PCR検査の拡大による無症状の感染者の発見・保護を急ぐことである。検査陽性率は20%近くまで上昇し、市中感染の異常な広がりを示している。感染拡大を止めるには、市中の無症状感染者を発見、保護することが緊急課題である。
政府分科会の尾身茂会長は7月30日の首相会見に同席し、「PCR検査も抗原定性検査も、圧倒的にキャパシティーは増えてきた。ちょっとでも具合の悪い人、感染の心配のある人は職場であろうと地域であろうと、どこでも気軽に検査ができる体制を国、自治体が一生懸命」やっていただきたい」と発言している。これをふまえて、国・県と連携して、検査体制の整備、強化を進めること。
- 9月補正予算編成について
- 市民からの要望の強いコミュニティバスの運行について、実施に向けた検討を開始すること。
- 国・県と連携した除雪体制の抜本的強化を図ること。(圧雪対策の強化、歩道除雪の強化、地域ぐるみ除雪体制の強化、消雪パイプの維持、補修の徹底など)
- 市長が公約されている「飲食業・飲食業関連業界、宿泊施設など、事業者のピンチ救済」の見地に立ち、市独自の救済策(給付金、金融支援、市税の減免等)を迅速に具体化すること。
- 収入が激減している女性非正規労働者の生活支援を強化すること。
- 介護保険料、国保税の減免制度の周知を強め、減免を推進すること。
- 景気波及効果が期待できる住宅リフォーム助成制度の充実を図ること。
※要望書提出の中で、市議団はワクチン接種の今後の見通しについて質問。当局は、ワクチンの接種券を30代までに送付し、42歳以上の接種予約の受付を始めたこと、9月も8月と同じペースで進められる見通しを示しました。
9月定例市議会が始まります(会期:9月1日~30日)
共産党市議団は市政全般について質問・提案を行います。
・令和2年度決算について(一般会計決算で24億円という大幅黒字となった要因は?大幅黒字分を市民生活に還元を。) ・新型コロナ感染症対策(ワクチンの迅速な接種、大規模なPCR検査の実施、事業者への直接支援強化を。) ・介護保険料、国保税の引下げを。 ・増大する空き家対策強化。交通弱者対策の強化。 ・災害対策の強化(大雪対策、水害対策など) ・監査の在り方について
・福祉施策(生活保護、学童保育、高齢者福祉など) ・地域経済の振興対策その他
第953号 2021年8月19日