12月議会におこなった質問に対する町長の答弁は、概ね次のよう。
前田 役場が支所になることで、地元業者の発注が激減する。
どれほどダウンすると考えるか。
町長 新市の競争入札となるためどこの業者の受注となるか分からない。
一定金額以下の建設工事は地域性を考慮し地元業者が受注しやすくなる場合もあるが、
どれほどダウンするかは分からない。
平成21年度の町内業者への発注額と率は
・工事請負費 8億7千万円(75%)
・委託料 1億9千万円(32%)
・備品購入費 1100万円(9%)
などである。
町長は「変化に対応できるものだけが生きのこる」と、商工会のあいさつで発言しています。
「合併で広がるビジネスチャンスを生かしてほしい」との気持ちもあるかもしれませんが、
対応できないものは生き残れないということであり、
いよいよ、合併による地元業者への影響は甚大であることを物語っています。
だからこそ、合併後の仕事が中心地に集中されるのは許されません。
前田 「支所」は、町民に不便をかけないものとなっているか。
町長 本庁舎と支所間のテレビ電話の協議もすすんでいる。
だいたい、テレビ電話で本庁とやり取りしなければ、
事が解決しないような体制になることが大問題です。
町民が役場支所に相談に行ったら
「ちょっとお待ちください。つなぎますのでテレビ電話でお話ください」
となりかねません。
果たしてどうなるか…血気盛んな一色の町民は
「そんなとこで話しとらんで、こっち来い!!」
と怒鳴りつけることもしばしばではないかな?
今日、愛知県議会で、西尾幡豆の合併(配置分合)議案が可決した。
協議すべきこと、決まっていないことが山ほどあるんだがなあ。
「合併後、協議する」——という多くの事業を、
吸収する側の判断に委ねて安心できるほど
西尾市側は合併を歓迎していない!……がんばらなくては。