議員と公務員バッシング

2010年12月26日 21時47分00秒 by

寒い日になったが訪問し、数人の方と対話できた。
多くの方に激励され、うれしく思う。
その中で、議員や公務員への批判が聞かれた。

景気の低迷による収入の削減で、民間の怒りも頂点にあるのも当然。

さらに、名古屋市や阿久根市を見ても、
議員や公務員への風当たりの強さは明らかである。

給与については、一色町でも、10年度の人事院勧告に基づいて
職員・議員の給与削減の条例が全会一致で可決した。

職員給与は、民間の給与と比べて0.19%高いため、
民間に合わせるように給与と手当を削減した。

期末手当は年間3.95カ月分に削減され、
昭和38年の水準まで逆戻りすることとなった。

日本経団連の発表では、民間の給与は昨年より引きあがっているとか。

この間、「公務員は給与が高い」とマスコミや政府によって宣伝されているが、
一部の高級官僚と地方公務員とをごっちゃにした議論だ。

給与削減は、誇りや尊厳、意欲を失わせるもので、
低い方にあわせるのでなく、大企業のため込んだ内部留保金をはき出して
民間の給与を引き上げることこそが大切だと思うのだが。

町職員の「給与引き下げ案」については、
西尾市職員組合と西尾市が合意したとのことで、
党議員団も賛成することにした。

昨今、住民からの議会批判も厳しい。

議会改革は、報酬引き下げとか定数削減でなく、
議員のあり方そのものが問われている。

「首長になんでも賛成」など旧体質が通用しなくなっていると思う。

議会改革のため「議会基本条例」を定める議会が相次ぎ、
愛知県下各地で生まれている。

残念なことに、その準備をすすめてきた一色町議会は、
「町長の一声」で、町長派議員が態度を変え、
提案できなくなった。

こんなことでは、議員定数・報酬数削減どころか、議会不要論まで出てしまうのではないか。
現下の、住民の怒りは、ここまで来ていると思うのだが。

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