まるでイス取りゲーム。しかも、イスがなくて人であふれている。
きびしい就活の実態が新聞紙上で報じられた。
「大学生内定 最悪68.8%」「就職氷河期」の見出し。
今春卒業予定の大学生の就職内定率は、これまで最低だった前年より4.3ポイントも下回り、
悪化は3年連続という内容です。
町内の方に話をうかがう中でも、「不景気で仕事がなく困った」
「大学を卒業するのだが仕事が決まらない」などの話を伺うこともしばしば。
「まだ、愛知はいいほうだ」と言われながらも、深刻な話があふれている。
今朝、テレビで「大手企業でなく中小企業なら募集している」
「大学生が多いことが内定率の低さの原因」などの報道があった。
事実は、大手企業が正規社員をリストラし非正規雇用に切り替えてきたことが原因なのに。
そのことは報じず、まるで、大学生が大手企業を希望することが、
社会にとって「悪」のような報道だった。
何社、受けても内定がもらえない、これが若者にとってどんなにつらいことか——。
これは、政治の責任。
どう景気を回復するか、いかに雇用を拡大するか…県知事選の焦眉の課題である。
マスコミ報道だけに惑わされずじっかり見極めてほしいものだ。
1月20日は「大寒」。一年で一番寒さの厳しい頃だそうだ。
そして、これを過ぎると暖かくなり、春はもう目前。
「就職の氷河も溶かして青年達に春を」と願わずにはいられない。