西尾市と一色町の議員有志6人とサークル・保護者・関係者など総勢15人くらい。
半田市のひいらぎ養護学校と岡崎養護学校を私的に視察した。ともに肢体不自由養護学校。
ひいらぎ養護学校は半田市の中心部に位置しているが、
それでも、通学バスで利用する児童は、始発から1時間半かかっている。
岡崎養護は本宿にあり、豊川市の境。一色町から通えば通勤時でもあり1時間20分かかるそうだ。
バスが利用できず、保護者が送り迎えすれば、毎日、この時間を2往復することになる。
日本の国は、小学校と派出所が歩いて行ける所に配置されている——と、国の便利さ豊かさを
表現する人もいるが。本来、健常者より不自由さをもつ子には、
より便利な環境が必要なのに、通学することだけでも、その家庭の日々の生活を困難なものにしている。
通学にかかる時間は、「県内では特別に遠いほうではない」とのことだそうだ。
「だから、我慢せよ」とは言われないが、改善の難しさを吐露された。
内海から半田へ、渥美から豊橋へ、稲武から豊田へと毎日2往復、通ってみえる方もいるのだろう。
西尾幡豆地域に新たな養護学校建設の要望は強い。
岡崎は県下で2番目に古く築50年とのことだし、
山の斜面を利用した坂ばかりの造りは、とても障がい者の利用に適地とはいえず、そして遠距離。
合併後の空き施設利用の可能性や、新市で学校を建設し運営を県が行うなど様々な検討が必要と思う。
また、岡崎の分校として小規模なもの、
当面、通学は西尾幡豆からの直通バスを市独自に出すなど・・・様々なことが思い浮かぶが・・・。
県知事選では、「東海3県合体」「愛知・名古屋から日本を変える」など
勇ましいことをおっしゃる人が多いが、どの党、どの候補が、
こういう問題に心を痛めているかしっかり見極めてもらいたい。