小泉劇場ならぬ河村劇場…
県知事選の結果が明らかになった。
「う~ん・・・」。
新聞紙上で予測されていたとはいえ、厳しい結果…。
愛知県は、全国2位の財政力を誇りながら、人口あたりの保育士数は最低の47位、特別養護老人ホームも47位。
看護師も41位と、財政力が子どもやお年寄り、医療に生かされていません。
名古屋市も、公立病院の縮小や民間売却を進め、ベット数や診療科目の減少で、
お産もできない事態が起きています。
公立保育所の民営化も進めています。国保料は2005年度から09年度の間に1人2万2169円も値上がりしています。
特に、今回の選挙葉は名古屋市長公約の「減税」をめぐって、それに反対する議会の「解散」に対し、
市長自ら旗ふり役を果たし、「二元代表制」についても問われました。
議会が言うことをきかないなら議会を解散し、首長の言うことを聞く議会をつくる
−−これでは、ファッショです。
一色町でも、町長による似たような言動があり、町議会で、次のような討論をしたことがある。
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町議会は、選挙で選ばれた議員で構成される町民の代表であり、住民自治の要です。
また、町民の代表として、選挙で選ばれた町長がいます。
町長も、町議会も、どちらも一色町民の代表です。
町議会は、町の方針などを決定し、町の仕事がきちんと行われているかチェックします。
そして、町長は、行政を実施する責任者です。
町議会と町長は独立した対等な立場にあり、日本国憲法は、この2つの代表、
つまり1人だけ選ばれた町民の代表である町長と、
多くの町民のさまざまな意見を反映して選ばれた町会議員から成る町議会とが
お互いに牽制し、協力し合いながら、よりよい町政を実現することを目指しています。
日々の行政運営の責任者として、ともすれば強大な権限を持ちがちな町長は町民の直接選挙で選ぶことにし、
さらに町長に対する牽制とチェックの役割を町議会に与えているんです。
この原理原則を、町長も、そして議会の側も改めて深く考える必要に迫られていると思います。
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(公民館周辺の公園計画、副町長2人制、議員を幹部職員に登用など、
町民の多数が反対していることを強引にすすめようとしたことにたいしての討論)・・・(22年3月議会)