最後の議会

2011年03月24日 07時34分00秒 by

23日、最後の一色町臨時議会。

町長の退職手当問題の裁判を取り下げるため
「和解」「条例改正」「補正予算」の議案が上程された。

3月9日のブログで書いたように、裁判を合併後の西尾市に引き継ぐ(承継)ことは、
退手組合に加盟していない西尾市に迷惑をかけることになるので取り下げたいとのこと。

苦渋の選択だという。

私は、これまで裁判を起こすことには反対してきた。
その理由は、
愛知県下に多くの市長・町長が退職金廃止を主張し、その流れが広がりつつあるなかで、
敗訴という判決が出ることは、その流れをストップさせてしまうことになる。

格好のいいパフォーマンス的な裁判ではなくて、同じ志を持つ市長・町長らと協力し
「退職金引き下げの運動を広げるべきだ」と主張した。

現に、静岡県の湖西市を始め全国各地で、
首長の退職金を独自に決めることができる「組合」が増えているが、
裁判ではなく、首長らが議論し世論や運動を背景に実現に至っている。

だから、今回の「取り下げ」には賛成である。
しかも、町長のように苦渋の選択ではなく、大賛成である。

これまで、岩倉や知立の市長の要求は、係争中とのことで協議すらされてこなかったが、
今後は、愛知県の退職組合の改革議論が進むことを期待したい。
(もちろん第3者的に期待し傍観するのでなく、日本共産党愛知県委員会の提言の一つとして大いに運動を広げたい)

これまで、いっしょに裁判に反対してきた議員が、
「ここまできたなら白黒つけるべき」という議員の気持ちは分かる。

しかし、町長の言うままに裁判に賛成し罵詈雑言のような発言を繰り返してきた議員が、
町長の言うままに裁判を取り下げるほうが、理解しがたい。
(っていうか・・・「取り下げ」に転じるなら一言くらい発言しなきゃあダメです。)

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