こんな壊滅的な状態になっても、がんばろうとしている東北の方々に、
私たちは逆に元気をもらいました。
仕事のこと、家族のこと、人間関係…
誰にも、くよくよしたり、なげやりになったりすることは多いけど、
宮城の農家や漁師が、不屈にがんばる姿は立派です。
地元の共産党の人たちも、自ら被災し、家族を失うなどの困難と悲しみをもちながら、
被災者支援や全国からのボランティア活動を支えています。
他の政党は独自のボランティア活動を組織していないそうで、「日本共産党だけ」と聞いています。
いちご農家は、「義援金は3万円もらっただけ。
「地元の保守系議員は震災後顔を見せない」
「国会でもこんなときに権力闘争をしている場合じゃない」と話しています。
センターを運営している現地の方が、
「実態をみて、地元に帰って防災対策に役立ててください」
と案内してくれました。亘理町の荒浜地区や名取市の閑上地区。
堤防も破壊されましたが、内側がえぐれています。
海側だけを強固にしても、なんにもなりません。
地元の人ですら、「見たくない」と、この地を訪れていない人は多いそうです。
私たちも、「被災地見学」に来たのではありませんから、
被災者の気持ちを思えば、写真を撮る気持ちも失せ、撮った枚数もほんのわずか。