井上哲士参院議員からのメルマガから(要約)です。
昨日、第二次補正予算案が参院本会議で可決・成立しました。
日本共産党党は、同予算案が、東京電力を救済するための仕組みを裏付けるものであると同時に、
被災者の要望に対してきわめて不十分な内容だとして反対しました。
討論と採決が行われた本会議は、奇妙なもの。
賛成討論に立った民主党議員は「いまや政権の体をなしていない」「菅総理は潔く決断を」と壇上から退陣を要求。檀上の閣僚は渋い顔で、自民党席からやんやの拍手だったとか。
続いて賛成討論にたった自民党議員は「政権の延命のために編成された予算。中途半端な第二次補正を組んだために、抜本対策が遅れた」「泣く泣く賛成する」とほとんど反対討論だったそうです。
採決で反対したのは共産党党だけでしたが、議場内の電光掲示板に表示
されると、自民党席から「共産党はえらい」という掛声も飛びかったそうで。
散会後、菅総理、野田財務大臣、枝野官房長官が揃っての各会派への挨拶まわり。
共産党の市田議員団長らに菅総理は「賛成はしてもらえませんでしたが、いい質問をしていただいた」と、握手をしながら一言。
と、いうのが昨日の採決の模様だそうです。
政局的思惑ばかりが優先される中、共産党が、東京電力の責任をあいまいにせず、
被災者の願い最優先の立場で対応していることが鮮明になった議会でした。