10時、議員団会議。明日からの常任委員会への質疑・対応など協議。
レンタル店で「孤高の人」の漫画コミックをみつけ、借りてしまいました。
全9巻。小説をまねて書かれてましたが、…う~ん、率直に期待ハズレかな。
小説の「孤高の人」は、実在の人物、加藤文太郎をモデルにした新田次郎の山岳小説です。
山好きの人なら、読んだと思います。
昭和がはじまり、日本の暗い時代へ突入するころ。加藤は、人とうまく打ち解けることができず、孤独を感じ,
加藤の山行きは、雪山への単独行に発展します。
山においては、自分以外に信用のできるものはない。
加藤は、心の中で孤独を打ち消し、孤独に立ち向かうかのような計画を実行します。
富山から十日間で冬山を縦走するなど”単独行の加藤”の名は不動のものになりました。
孤高に生きることが困難な実社会の中で、誰もいない厳冬の雪山にいるときだけが幸せだと感じていた加藤。
単独行動を貫いた加藤は、生まれて初めて組んだパーティー登山で遭難。二度と戻りませんでした。
「孤高の人」のクライマックスでは、青年の無謀な計画に引きずられるようにして雪山で遭難する場面が、真に迫って描写されています。
自分に少なからず影響を与えた本でした。
もう一度、読み返そうかと本棚を探しましたが、見つかりませんでした。
…でも、見つからないでよかった。明日から常任委員会ですから。
もし、貸してもらえる方があったらお願いします。