参議院議員の井上さとしさんからのメールマガジンです。
民主党の変節ぶりがあらわに。
一部、紹介します。
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今日から第180通常国会が始まりました。野田総理が消費税増税に並々ならぬ意欲
を見せる解散含みの国会。開会日から激突と言われてきましたが、野田総理の所信表
明演説などは予想したほど騒然とはなりませんでした。
理由の一つは、どの演説も自民党時代以上に官僚作文のつなぎ合わせで、具体性が
なく、実に退屈だったこと。
もう一つは、総理が臆面もなく自民党に抱き着いたこと。総理が演説の冒頭で、
自民党の福田総理がかつておこなった施政方針演説の引用から始めたのには
驚きました。
過去の政権の施政方針演説を引用するのは極めて異例のこと。
さらに野田総理は、演説の最後の部分で、「持続可能な社会保障制度」のために
「消費税を含む税制の抜本改革」を行うとした麻生総理の施政方針演説も引用し、
「私が目指すものも、同じです」とのべて自民党に与野党協議に応じるよう求めまし
た。これにはもっと驚きました。
自民党政治を変えるといって政権交代しながら、自民党の総理の演説を引用し
て「目指すものは同じ」と言って恥じない——まるで自民党同化宣言です。
総理には、自民党政権の演説を引用する暇があったら、自分の演説を振り返っても
らいたい。政権交代となった09年の総選挙の時に幹事長代理だった総理は、
「マニフェスト、イギリスで始まりました。
ルールがあるんです。書いてあることは命懸けで実行する。
書いてないことはやらないんです。それがルールです」
と街頭演説で訴えました。
消費税増税はやらないと国民に約束しながら、増税する——一番やってはいけない
ルール違反をやっているのがほかならぬ、野田総理ではありませんか。