NHK宮城のニュース(5月21日 4時57分)によると…。
宮城 がれき推計量を大幅減に
震災で発生したがれきの推計量について、宮城県ではこれまでよりも大幅に少なくなることが分かり、がれきの「広域処理」が必要な量を当初の3分の1のおよそ110万トンに修正する方針を固めました。
これに伴って宮城県は、まだ受け入れを決めていない自治体の協力が必要かどうか検討し直すことにしています。
宮城県では、震災で23年分の処理量に当たる1820万トンのがれきが県内で発生したと推計し、このうち344万トンは被災地以外で処理してもらう「広域処理」が必要だとしてきました。
ところが、最も発生量が多い石巻市周辺のがれきの量が大幅に減るなどして、推計量はこれまでよりおよそ400万トン少なくなることが分かりました。
理由について宮城県は、多くのがれきが海に流れ出たことや、家を修復して住む人が多く、解体する家屋の数が予想よりも少なくなったためではないかとしています。
このため宮城県は、広域処理が必要ながれきの量を当初の344万トンから3分の1のおよそ110万トンに修正する方針を固めました。
宮城県では、東京都や山形市などすでに受け入れを始めたり、北九州市など受け入れを固めたりしている自治体には引き続き広域処理を依頼するものの、まだ決めていない自治体には新たに協力が必要かどうか検討し直すことにしています。
…との報道。
被災地の一刻も早い復興のために広域処理は必要。そのためにも安全や住民合意が大切です。
現地の実態や、現地の要望、広域的な支援のあり方も、詳細な検討が加えられるべきではないでしょうか。
愛知県知事が、議会の意見も聞かず(専決処分)に調査費を計上するような
「なにがなんでも100万トンを受け入れる」式のやり方は、通用しません。