12日は、愛知県の篠島、日間賀島をめぐる愛知県キャラバン宣伝に合流して、終日宣伝しました。6月の町議選に立候補予定の内田たもつさん、参院愛知選挙区予定候補の須山初美さん、地元支部の皆さんと一緒です。練り歩きをしながら、各所で止まっての街頭宣伝。最初は7・8分話していましたが、最後は3分間を須山さんと中野がそれぞれ訴え、内田さんに町政をめぐる問題や町民の皆さんから寄せられた声をもとにした政策を語ってもらう形式にスタイルが落ち着き、まちを散策しながら、元気に宣伝しました。
内田さんは、小学校の先生をされた方で、体育を教えていた方。教職員組合の活動もされ、教育活動でずっと活躍してこられた方です。町政では、子どもの医療費無料が今年度から18歳まで無料化が拡充するとのこと。格差と貧困が広がる中で、今度は、学校給食費の無料化をめざしています。また離党問題では、定期船の半額券を大幅に増やして住民の皆さんが病院などに行けるように、島民の皆さんの暮らしをよくする施策も、島民の皆さんとの対話やアンケート活動を通じて政策も練り上げています。勇退する議員に代わり、議会に何としても必要な人です。
バイクで走る人からの会釈あり、軽トラの漁師さんや民宿のおかみさんから手を振っての応援もありました。
篠島では、ご夫婦が船着き場前でいたので、ごあいさつ。今日は、終日、島巡りをして宣伝すること。「私が三重県鈴鹿市からきて、共産党は今度、衆院比例代表選挙で現有2議席から3議席をめざしていること。3番目に私がなること」を紹介すると、「妻はいなべ市出身だよ。鈴鹿市の方なら、頑張ってもらわなあかんね。ご苦労さん。頑張ってね」と激励を頂きました。ありがとうございました。
また、日間賀島では、小学校を通りがかったところ、小学生がいて、20人を超える小学生と、しばし、おしゃべり。「なにしとるの?」「大統領になるの?」・・・「いや大統領にはなれやんやろ。今度選挙があったら、国会議員めざしてがんばっとるんやに」・・「えぇっ。ほんならテレビに出るの?。頑張ってな」など、おしゃべりし、みんなと熱烈な握手をしました。
日間賀島では、内田さんの演説に、足を止めて家の縁側に出てお聞きいただくご夫婦もいらっしゃって、ご挨拶させて頂きました。
また、地元漁師の方のお宅を訪問し、懇談をしました。漁業も後継者がいないこと。小学校は1学年13人程度で、高校を卒業して漁師になるのは、1名程度だそうです。「漁師で食べていけたらいいんだが、それができないことが一番の原因だ」と話されました。日間賀島の中でも、潜水漁をしている方は、水揚げの調整、経費が漁船に比べて少なくて済むなどの理由から、収入を一定確保できるため後継者がいるとのことでした。観光も、昔に比べて半減しており、決して暮らしは楽ではないということも話されました。
地元の基盤産業である第1次産業や観光業、地元業者の経営を安定させて、「安定した雇用」と、「暮らしていける賃金や所得」を保障する政策に、国が抜本的に転換することが求められていることを痛感しました。
国の新年度予算は97兆円。このうち、水産予算は1900億円、中小企業対策費は1800億円にすぎません。一方で、安倍政権は「企業が一番活躍できる国」を旗印に、大企業支援を強めています。この減税だけでも、3年間で4兆円もの減税を行っています。国の予算は政治の実態を映し出す鏡。いかに今の政治が「大企業中心」かを象徴しています。「大企業中心」の今の政治を抜本的に転換し、第1次産業や地場産業、中小業者を応援する政治に転換することが、地域の将来にとっても、日本の健全な発展にとっても求められているのではないでしょうか。