本村衆院議員と一緒に静岡県御殿場市へ。国立駿河療養所を訪問。夜は国政報告会に参加しました

13日は、本村衆院議員、井口衆院5区政策責任者、高木御殿場市議をはじめ、東海ブロックの国会議員・秘書、静岡の皆さんと一緒に、国立駿河療養所を訪ねました。

　全国で14あるハンセン病療養所。私は、民青同盟三重県委員長の時、若者と一緒に岡山県にある長島愛生園を訪ねて以来の療養所訪問で、静岡県御殿場市にある駿河療養所は初めての訪問です。

　療養所の所長さん、自治会長さんなどと懇談させて頂き、療養所の現状と今後について話し合いを行いました。

療養所の自治会長さんからは、介護職員が不足し、夜間に手助けを呼びたいけれど我慢する状況があること。自分たちの生活を支えてくれている職員の待遇を抜本的に向上させてこそ、自分たちも安心して暮らすことができると、職員体制の強化と職員待遇の向上の要望が出されました。また療養所の永久保存も要望していることが紹介されました。現在全国にある療養所で保存を実現しているのは、岡山県の長島愛生園の一部の建物のみということです。

所長さんからも、療養所の現状と今後について、率直なお話をお聞きしました。

駿河療養所は、東海北陸地区唯一の国立ハンセン病療養所として70年余りの歴史があります。入所者は、1956年の471人をピークに減少し、2017年現在、60名の入所者となっています。入所者の平均年齢も84歳を超え、70歳以上の方が、全体の95％となるなど、入所者の減少と高齢化がすすんでいます。いま、療養所では、ハンセン病に起因する二次的障害と合併症の診療など、ハンセン病療養所としての本来の役割を果たすとともに、高齢重複障害者医療施設として、生活介護の重要性が一層高まっています。

　お話を聞いて私は、ハンセン病療養所に入所されているみなさんの診療、高齢化の中で生活介護、人生を全うするまでの施設体制を維持するためには、①療養所のカナメとなる医師が、志をもって勤務を希望し、必要な医師数が維持されるとともに、②医師の皆さんが、診療所勤務を通じて技術を磨けるようにしていくことが、入所者の皆さんの生活を維持・向上していく上でも不可欠であることを強く感じました。

　そのためには、従来の診療所の機能にとどめずに、病院を地域・一般にも開放するということとも関わって、現に高齢化が進む中で診療所が担っている特性を生かした機能を踏まえて、高齢化が進む日本を見据えた終末医療・緩和ケアの新たな機能を備えた施設として位置づけること。ここでの医療実践を通じて、多くの医師の皆さんが研究、技術向上が図れるようにしていく必要性を感じました。

療養所に暮らす入所者の皆さんのために、療養所の新たな道を開こうと努力を重ねる所長さんをはじめ、みなさんの思いに心を打たれました。療養所を訪問し、懇談させて頂く機会を得て、本当によかったと思いました。みなさんの思いに応えるためにも、東海比例3議席を獲得して、何としても国会に駆け上がりたいと思いました。

説明を受ける本村衆院議員と中野たけしら

懇談する中野たけし

納骨堂にお参りする中野たけし、本村衆院議員

夜は、御殿場市内で国政報告会が開かれ、本村衆院議員、静岡5区予定候補の井口さん、高木市議と一緒に参加しました。

　私は、安陪一強体制が揺らぎ始める、明らかに潮目の変化をつくりだした都議選の結果を報告しました。同時に、激変する情勢は、東京都だけの変化ではなく、私自身が東海4県で体感した情勢の変化も報告し、変化は東海でも起こっていること。「都議選に続き、今度は解散総選挙で国民の審判を！」と、訴えました。

　本村さんからは、35人に躍進した国会議員団が都議選に全力を尽くしたこと。国会における日本共産党国会議員団の値打ち、活動の様子が語られました。井口5区予定候補は、お話を聞いてびっくりしましたが、島津衆院議員と小中学校が同じで、2歳先輩だということ。5区から市民と野党の勝利と党躍進へ、全力を尽くす決意を述べられました。

　演説会終了後、参加された方から、「自分の子どもが三重県津市にいるよ」と、2人から声をかけていただきました。「何としても、比例3議席取ろうね。私たちも頑張るわ」と声をかけていただきました。ありがとうございます。ご一緒に、安倍政権を退陣に追い込み、新しい日本の実現へ、力を合わせましょう。