28日、中村市長に日本共産党議員団として「PFI見直し、産廃中止など市政運営にあたっての緊急要望書」を提出しました。ご意見など頂ければ幸いです。
以下、全文。
市政改革をめざす市政運営に敬意を表します。いま、西尾市には、緊急に打開すべき難しい課題が多くあります。市長選を通じ、課題解決に対する市民の期待と要求の強さを痛感されたことと思います。日本共産党市議団は、この間の市民の要望を受け、以下、緊急要望をいたします。
記
1、PFI西尾市方式の見直し
①西尾市方式のPFI事業が、市民や市内業者に理解されずに進んできたことは言うまでもない。改めて、事業全体を市民に説明すること。非開示扱いとしてきた情報も含め明らかにし、市民への説明責任を果たすこと。全国初のPFI西尾市方式そのものの仕組みを再研究し、「見直し」にとどまらず、その是非も含め、市民参加で再検討すること。
②給食センターは、PFI方式でなく、市直営で建設し運営をすること。そのための関係者への意見聴取を始めること。建設用地は、福地地区でなく学校に近いところで確保するよう努力すること。
③エクストリームパーク(スケートボード場)計画は中止すること。
④一色支所の解体は中止し、地区住民が望むように避難施設への活用として残すなど、さらに市民の意見を聴取すること。市営住宅については、必要性の再検討をするとともに、必要な場合には、必要な戸数を適切な地域に建設するよう再検討すること。
⑤一色町公民館、学びの館などの改修計画には、多くの市民の批判があることから、改めて関係者の意見聴取をし、市民要望にそった見直しをすること。
⑥いっしきB&Gの解体後の市民温水プールについては、新設の是非と場所の選定を改めて検討すること。「学校プール廃止」の方針は撤回すること。
⑦吉良支所棟は、災害時に方面本部としての役割が果たせないとの指摘もある。建設中止を含む抜本的な見直しを行うこと。フィットネスクラブの是非を含め、関係者との再協議をおこなうこと。少なくとも、独立採算事業でなく公共サービス事業に改めること。
⑧吉良アリーナ棟について、利用者の声を聴き、計画の見直しに着手すること。
2、新たな産廃処分場計画の中止
①市として「新たな産廃処分場の建設計画に反対」である姿勢を、国・県・民間産廃業者に対し明らかにすること。
②民間業者の計画を中止するために、可能な最大限の努力をすること。地域の環境保護や紛争防止など、市独自の条例制定を緊急に検討すること。
③専門家や第三者を交えて、産廃計画を中止させることを目指す協議会を設置すること。
3、一党一派に偏しない市政運営を
①公平・公正で一党一派に偏しない市政運営を行うこと。市民への情報開示、市の説明責任、市民討議会など「市民の声が届く市政」などの公約を具現化し実行すること。
以上