18日は、日本共産党愛知県委員会が主催した、ママ・パパの集いに参加しました。井上さとし参院議員が、7月7日に国連で採択された核兵器禁止条約について講演しました。井上さんは、通常、慣例で拍手が起きない国連会場で、禁止条約が採択された瞬間、拍手が沸き起こり、抱き合う姿が広がったこと。それほど、核兵器禁止条約を採択したことが、新しい歴史を開くものであったことを、国連会議に参加した自らの体験を踏まえて訴えられました。
また核兵器禁止条約の採択した国連会議は、大国中心であった国際社会の「主役」が交代し、国の大小にかかわらず道理を持った国々の主張が世界を動かしていく、新しい時代が始まったことを象徴しています。参加していた皆さんも真剣にメモを取りながら聞いていた姿が印象的でした。
第2部の交流会では、参加者の皆さんと一緒に交流をしました。一人一人の自己紹介の、それぞれ考えていることなど、お話をお聞きしましたが、印象的だったのは、原発事故で放射能汚染から逃れるため、愛知県に避難してきた女性の話でした。女性は、家を売却して、いま愛知県に住んでいます。原発事故から6年。安倍政権は、原発再稼働をすすめるため、福島を過去のものにしようとしています。原発事故さえなければ、語られたような思いも、長い月日の苦労もなく、家族一緒に住み慣れた土地に住んでいたはずです。この現実を直視するならば、事故を起こした東電、原発を推進してきた国の責任を明確にし、全ての原発被害者の補償を行い、事故の原因究明と汚染対策、廃炉を進めるために、国が総力を挙げるべきです。そして、原発再稼働をやめ、原発ゼロの決断を行うべきです。一日も早くそうした政治の実現へ、きょうお聞きした皆さんの思いをしっかりと胸に刻んで、政治を変えるために頑張りたいと思いました。