高岡市の空き家対策、財政危機問題を問う(12月議会質問から) 「あつこ通信 № 3」 

2018年01月05日 11時01分46秒 by

あつこ通信 No.3より

引き続き、12月議会での高瀬議員、日本共産党高岡市議団の質問と、市当局の回答を紹介します。

危険空き家に対するスピード感をもった対策の強化を

鬼瓦が落ち通行人に被害を及ぼすのではないかと地域住民が心配する危険空き家も存在する。地域住民の安心安全を守る見地から、危険空き家対策について、対応状況と対策の抜本的強化への考え方を質問しました。

〔堀都市創造部長〕
平成25年度の調査で確認した28軒の危険空き家のうち、現在、21軒は解体除却済み、2軒は除却に向けて空き家所有者等と調整中である。また、自治会調査以降確認した、危険空き家と診断された25軒のうち11軒は除却済み、3軒は空き家所有者と除却に向け調整中である。
今後は、本年10月に策定した「高岡市空家等対策計画」に基づき、危険空き家対策の強化を図ってまいりたい。
具体的には、危険空き家の中から周辺の建築物や通行人等に対して、危険等の切迫性があると判断したものを、特定空家等に認定し、助言、指導、住宅用地の税額等の軽減措置の解除が伴う勧告等の措置を順次行うものである。

高岡市の財政危機問題

 高岡市の財政危機問題に市民の厳しい視線が向けられています。12月市議会で日本共産党高岡市議団は「市債発行に計画性が欠如していたことが今日の財政危機を招いた一つの要因では?」と質問しました。

髙橋市長は「この間、行財政改革を進めながら、基金の残高確保に努めてきたが、一定期間に集中的に投資的事業を推進してきたことにより、公債費が増高している。結果、非常に厳しい財政状況となったことに対し忸怩たる思いをしている」と答弁しました。
 また、「実質公債費比率が県内最高になった要因の一つとして高岡駅周辺整備事業(150億円)や新高岡駅周辺整備事業(104億円)に代表される大型事業の推進が背景にある。各々の事業の市債発行額と償還実績と今後の計画は?」との質問に対して高橋市長は「高岡駅周辺整備事業は、総額69億円の市債を発行しており、平成28年度末で約7億円が償還済みであり、平成46年で償還が完了する予定。また、新高岡駅周辺整備事業は総額約44億円の市債を発行しており、平成28年度末で約1億円が償還ずみであり、平成46年で償還が完了する予定である」と答えました。二つの事業で113億円もの借金が増えたことが明らかになりました。

〜以上、あつこ通信からの引用終わり〜

高岡市の財政危機問題で質問しました市民から何で高岡市に「駅が二つ必要なの」とよく怒りにも似た愚痴を聞きました。

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