2018年3月議会・委員会での質疑

2018年03月22日 10時55分40秒 by

山県市議会議員の福井かずのりです。この3月議会の厚生文教委員会での質疑の内容をお知らせします。

1)持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する   

国民健康保険運営協議会について、今回の県単位化に伴って「運営が変わること」は何か。また、協議会の開催頻度や「主な協議の議題」は何か。他市では「HP]にアップして協議内容を公開しているが、これからの国保事業の運営を考えた場合、情報公開の計画は?

2)第7期山県市高齢者福祉計画の策定について

 

第7期山県市高齢者福祉計画案について、第2章、山県市の高齢者を取り巻く環境にについて、3)介護給付費等の推移についてお尋ねします。この試算の根拠となる「地域包括ケア見える化システム」では、平成37年度予測では介護給付費が31億8千万と予測しています。実に56%増加予測になっています。山県市の介護給付費の平成23年度予算は21,1億円で決算数値は18,1億円でした。平成28年度決算は22,1億円です。おなじ期間の伸びは122%です。介護認定者数の伸びに基づいています。75歳以上が医療費の増加が著しいということで後期高齢者制度を設定してきましたが、団塊の世代が後期高齢者になる前に「見える化」の伸び率が、山県市の過去の実績の2,5倍になっています。介護保険料は「介護給付費」の予測から設定をしています。多く見積もったデータではないか。

山県市介護保険条例の一部を改正する条例について

岐阜新聞の1月28日の記事から、軽度者向け介護サービスが100自治体で運営難に陥っている。約300自治体が担い手不足などで運営に不安を感じていると書かれています。山県市の場合、このような事態は将来的にありうるのか。第7期の計画を策定するに当たり、このあたりの見通しはどうか。

3)平成29年度山県市一般会計補正予算(第6号)国民健康保険税について

共同事業拠出金が1億4961万円が主なものです。減額補正の場合は国庫支出金が1億1200万円、共同事業交付金が9100万円の減額になっています。P26の歳入の表では、①国民健康保険税6億8310万円は減額されません。予測を大きくすれば、つまり国民健康保険税を高く設定すれば保険給付費が減額されても、そのままになります。多く見積もりすぎではありませんか。(過去の保険給付費の予算と決算との比較を示す)

4)平成30年度一般会計予算 償還金利子及び割引料 過年度過誤納還付金について

具体的な事例と、なぜ起こったのか原因究明と、今後の防止対策についてお尋ねします。

5)平成30年度山県市一般会計予算 戸籍システム委託負担金について

戸籍システム委託金716,9万円が計上されていますが、この委託の概要についてお尋ねします。戸籍事務については、マイナンバー制度を導入する検討が法制審議会の部会で始まっています。個人のプライバシー侵害の危険性がないか、高額な構築費用とその効果が見合うのか、その検証が求められています。戸籍システムにマイナンバー制度を導入する場合、委託をしている関係で、費用がかさむ場合、山県市単独の対応が取れるのか。

6)平成30年度山県市一般会計予算 

住民基本台帳ネットワークシステム導入委託料についても、その内容についてお尋ねします。

7)平成30年度山県市一般会計予算 子ども貧困対策実態調査業務委託料について

調査をする前提として具体的にどのような事業を想定しているのか。単なる子供食堂の開設に終わらない計画が求められるが、具体的の想定している事業の内容についてお尋ねします。

8)平成30年度山県市一般会計予算 市シルバー人材センター補助金について

事業の拡大に向けての事務局の強化を図るとの説明でしたが、具体的に想定されている事業をお尋ねします。また、山県市のシルバー人材センターの事業規模は県下有数で、視察もあると過去の議会答弁でお聞きしました。であるならば、発足当時ならば別と思いますが、市の補助金に頼るのではなく、自らの事業展開の中で強化を図る必要があるのではないか。

9)平成30年度山県市一般会計予算 障がい者自立支援 補装具費900万円について

車いすはこの費用に該当するのか。また、障害者手帳を持っていてこのサービスを利用している人が、65歳になると「介護保険サービス」に切り替えになります。その際に、介護保険サービスの場合は規定により該当をしない場合が発生しますが、その際には「障がい者自立支援」のサービスが受けることができるのか。(ダメなら、追い出しになってしまいます。)

10)平成30年度山県市一般会計予算 伊自良老人福祉センター管理

運転業務委託料372万円が計上されています。内訳についてお尋ねします。車両や燃料費、運転手の雇用契約の方式、単価契約などについてお尋ねします。

11)平成30年度山県市一般会計予算 児童扶養手当システム開発修正委託料について

この委託料による「システム利用」は内部処理用なのか、保護者が利用するものか。利用実績をお尋ねします。児童手当も同様に。

12)平成30年度山県市一般会計予算 保育園の予算経費について

保育園の現在の「正規職員」「臨時保育士」の人数をお尋ねします。2月の議員協議会の場で、職員定数に関わって報告があった中で、福祉課に関することで組織改編で「子育て支援課」の創設が提案されていました。推進体制の強化の主な課題の最初に「保育園の民営化の検討」と書いてありました。福祉課として「民営化」を課題として設定しているのかお尋ねしたい。民営化となれば、現在の職員は「解雇」になるのか。保育の質の確保や、職員の雇用の確保の点からもどのようにお考えなのかお尋ねします。

13)平成30年度山県市一般会計予算 生活保護費のその他扶助費について

その他扶助費についての内容、又昨年度は515,3万円が計上されていましたが、今年度の220,6万円の差額はなんでしょうか。

14)平成30年度山県市一般会計予算  農業集落排水事業特別会計繰出金について

3億6125万円が計上だれていますが、この事業の詳細についてお尋ねいたします。またこの事業の今後の予定についても。

15)平成30年度山県市介護保険特別会計予算について

保険料として、5億4059万円が計上されています。これは値上げを含んだ計算でしょうか。29年度の「実績予測」はいくらでしょうか。出ていれば概算でお答えください。

16)平成30年度 山県市当初予算の概要について

142頁小学校各種工事 昨年との大幅な差額は、昨年度のエアコン設置及びLED化の工事が完了したためか。P31の「中学校各種工事」も同様か確認したい。同じく、141頁の「小学校スクールバス業務委託料」の昨年度比で190万円の減額の内容をお尋ねします。教育ICTの関係予算3500万円の対象小学校は全ての学校化、モデル校か。今後の予定はどのように考えているか。昨年度、ICT関連教育については、議会で要望書を議決したが、国庫補助金や県の補助金はこの程度か。

17)山県市当初予算の概要について

170頁の「地区体育振興会補助金」について 補助金の支給時期について、昨年要望したが副市長決裁が遅れて、振興会の事業に間に合わなかったことがありました。議会でこの点を取り上げ、「決済の特別対応」をして、遅滞なく支払われるように、再度確認したい。

18)山県市当初予算の概要について

171頁に「乗用芝刈り機」80万円が騎乗されているが、ヘリポートになっているところの備品か。これは職員が対応することになるのか。どの位の作業時間で、担当課はどこになるのか。

19)平成30年度一般会計予算について

交付金に関する調書に、通知カード・番号カード事務委任交付金があります。これは「繰越明許費」にもありましたが、マイナンバーカードのシステムがうまくいっていないとの事でした。今回も計上がされていますが、この運用については昨年もセキュリティ強化をしたら動かなくなるなどの不具合を起こしています。国からの「先延ばしの指示」の内容についてお尋ねします。また、通知カードの未配はあるのか。もしあるとすれば、どの様な対応をしているのか。現在までの「マイナンバーカード」の作成枚数の実績、普及率についてお尋ねします。委託料は毎年定額なのか、負担の計算式、一枚当たりの作成単価をお尋ねします。

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