福井かずのり山県市議の6月議会での一般質問の内容は以下の通りです。
質問番号 1 番
答弁者 理事・企画財政課長
質問事項 地域公共交通の実証実験について
質問要旨 昨年12月第4回市議会のデマンドバスに関する一般質問に対し「平成30年度に地域公共交通の実証実験を行いたい。詳細は検討中」との答弁でした。
山県市の公共交通の在り方を巡っては、2012年秋の長野県東御市、美濃加茂市のデマンドバス調査を皮切りに、翌年10月山県市民有志によって「デマンドバスを実現する会」(会員460名余)結成されました。その後、私は議員になってから、毎回の市議会一般質問でこの問題を取り上げ、デマンドバスの実現をめざしてきました。この問題に取り組んで実に7年目を迎えました。東海環状自動車道、そして仮称高富インターの工事、新バスターミナル建設も具体的に工事の進展により、市民の皆さんに課題として認知されてきました。
今回の実証実験は、「みんなでつくり、守り、育てる生活交通」(基本理念)の実現に向けて、多くの市民の皆さんが積極的にかかわり作り上げるうえで大切な意味を持ちます。そこで、理事・企画財政課長にお尋ねいたします。
第一に、公共交通網形成計画に基づく、本年10月からの実証実験の概要について具体的にご説明ください。
第二に、 昨年6月の市議会の市長答弁にあった、デマンド型にした場合の国の助成金の獲得について検討をするとの事でしたが、検討結果にいておたずねします。
第三に、実証実験を成功させるために、市民に「お試し実験」をいかに知らせ、利用して頂き、声を寄せていただくかが大切です。そのための広報計画や、地域ごとの説明会や協議の場づくりをどのようにお考えでしょうか。以上、3点についてお尋ねいたします。
質問番号 2 番
答弁者 子育て支援課長
質問事項 保育の民営化について
質問要旨 山県市の地方創生の総合戦略にとって、地場産業の強化育成に伴う雇用と結びついた居住環境の整備や、若者の子育てを支援する、市長の公約である「子育て日本一をめざす」施策が生きてくると思います。その柱の一つとして重要になってくるのが、公立保育円の存続と充実を図っていくこと。保育の質の維持と保育士の確保・育成の課題です。
山県市の政策文書である「第4次山県市行政改革大綱」実施計画には、「保育の質の維持と地域特性に配慮しつつ、保育園の民営化を検討します」とあります。もうひとつ「山県市まち・ひと・しごと創生総合戦略」にも、「保育サービス」の項目で、「延長保育や低年齢保育、アレルギー体質児に配慮した食事の提供など多様な保育サービスと提供、保育事業の安全かつ安定的な運営を図っていくために、施設整備や保育士の育成・確保、更に、地域の実情に応じた民営化や計画的な統合を図っていく」と書かれています。そこで、子育て支援課長にお尋ねします。
第一に、この政策文書に出てくる「民営化」とは何か。何を想定しているのか。
第二に、山県市の保育の質の維持と、保育士の確保・育成にとって、「民営化」はなぜ必要か。
以上の2点についてお尋ねをいたします。
質問番号 3 番
答弁者 子育て支援課長
質問事項 小学校の大型コンビネーション遊具撤去、その後の配置計画について
質問要旨 昨年の第4回定例化の一般質問で、同僚議員がこの問題を取り上げました。実は、私のところにも保護者の皆さんから、「コンビネーション遊具が撤去されたが、その後に更新の話もない」「エアコンをつけたからお金がないと言われた」「何とかならないの」などの声が寄せられています。
実際に遊具の危険性があり、さびた鉄の部分で指や腕を切ったなどのけがもあったそうで、危険度D判定により撤去をしたとの事。答弁にあった「校長会とも熟考を重ねたうえでの苦情の選択」であったことを、実際にお伺いしてきました。12月市議会の答弁では、学校遊具のバランスの良い配置につきましては、「体育施設全体のバランス、トータルでバランスよく施設の充実等は考えていきたい」との答弁で終わっています。そこで、学校教育課長にお尋ねいたします。
第一に、大型遊具が撤去されたあとの、各小学校の遊具の設置状況についてどのように現状を把握されていますか。
第二に、大型コンビネーション遊具の更新には、私なりに調査してみましたが一基当たり設置費も含めると約500万円かかります。全校に更新すると費用も膨大になります。例えば、高富小学校の場合はジャングルジムがありません。これは150万円程度で設置できます。大型コンビネーションが設置されていたので、ジャングルジムがなかったのでしょう。こうした事情も調査検討のうえ、遊具の整備計画の検討を作り、計画的な迅速な配備を進めることが求められると思いますが、計画の検討状況について具体的にお尋ねいたします。