他市の事例を学んできました

2018年11月05日 13時07分02秒 by

今日から3日間、山県市議会の行政視察研修です。鹿児島県の日置市、指宿市、鹿児島市にお邪魔します。日置市では子育て支援ナビ、保育園の民営化について伺いました。保育園の民営化は私が6月と9月市議会の一般質問で取り上げた課題です。日置市では合併当時、民間保育園が15、公立保育園が3園あり、これを民営化しました。当時は早朝保育や延長保育もやっていなくて行財政改革の中で3園を民営化したとのことでした。3076名の公立保育所の継続を求める署名活動もあり、17人の検討委員会のうち保護者代表の3人は全員反対だったそうです。

『公立保育所への国や県の補助金が廃止され一般財源化された今日では』と事実を誤認するような民営化を求める意見が協議内容として残っていますが、補助金がなくなったわけではなく、国が一般財源に組み入れただけで、わかりにくくなくなったものです。保育の質に関する議論というより、行財政改革での市職員の人員削減が主のようでした。そこに保護者の要望であった延長保育や早朝保育を実施していなかった公立保育所の委託を結びつけられたというのが民営化の実態だと思いました。民営化しても措置費や建物の建設費の負担は公立保育園の場合と変わりないことも予測どおり、質問の回答から分かりました。

閉会後に名刺交換させて頂いた福祉課長さんは、全て公立保育所で運営して来て早朝、延長保育や地域との取り組みもされて、公立保育所を維持されているのは素晴らしいですね。保育料が全国で3歳児以上の無料化になる中で、全て公立保育所で運営することを売りにする逆転の発想はいいのではないか。市民から評価されている保育所であればできるのではとのご意見をいただきました。とても参考になる研修でした。鹿児島県日置市の職員の皆さん、ありがとうございました‼️(^_^) 1日目の報告でした。

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