質問番号1番
答弁者 市 長
質問事項 素朴な市民の声「身近な地元公民館を避難所にできないか」について
質問要旨
近年は災害も増え、昨年の台風21号による被害が山県市でも倒木、停電などの発生を致しました。災害に遭われた皆さまへお見舞い申し上げます。このような状況をみますと日頃からの備えが個人や行政でも重要になっています。山県市は災害が発生した場合を想定した避難訓練を毎年開催しています。「山県市議会大規模災害対策行動マニュアル」が平成29年1月に配布されました。ここには、議員が緊急時に地域の一員として、市民の安全確保と応急対応など地域における活動に積極的に従事するとあります。この間、地域自治会でも防災学習会を開きましたが、高齢者が多い中で皆さんは「総合体育館なんて遠くていけない」「突然の災害が起きた場合、足がない」などの切実な声とともに、「地元の公民館を避難所にできないのか」という声も出されています。
市のHPには「指定緊急避難場所」「指定避難所」「自主避難所」「福祉避難所」などの説明と場所が案内されていますが、実際「災害、地震」が発生した場合にこの運用がスムーズにいくでしょうか。富岡地区に限ってみてみますと指定緊急避難場所は「高富中央公民館」「総合運動場」「富岡小学校」とあります。指定避難所は「富岡公民館」「富岡小学校」「富岡保育園」「総合運動場」「ふれあいセンター」です。自主避難所は「飲料水、食料品、日用品、寝具などの提供は各自で」となっていますが、場所は「総合体育館」となっています。
地元の皆さんの生の声や高齢化の実態からすると、市のHPの内容とはかなりの開きがあります。全国では緊急避難指示が出たが実際の避難者は3%だったという報道もありました。「地元の公民館を避難所に」という声があるなか、安全な避難の徹底をどのように進めていくのか、お考えをお尋ねしたい。
質問番号2番
答弁者 市 長
質問事項 最高レベルの保育水準を維持するための正規保育士の確保について
質問要旨
この間山県市では、市長の公約でもある子育て日本一を目指して、全国でも数少ない3歳以上の保育の無料化を進めてきました。私もこの施策に対して、賛意を示し、議会において条例への賛成討論もしました。その後この施策の結果、無料化の対象年齢層やその保護者の世帯・人口が着実に増えるという実績も生んできました。そして、これも珍しく全ての保育園が山県市立であり、保育の内容も「最高レベルの質を維持している」との議会答弁もありました。
公立保育園で、3歳以上の保育料を無償化し、保育の質も最高レベルを維持。
これは、小中学校の自校方式の給食とランチルームという実績に匹敵するものです。山県市を大いにアピールする自慢できる実績であると思います。ところで、今年から幼保の3歳以上の無償化が後半から始まろうとしている中で、まさに「脇目も振らず、公立保育園として、しっかりとした保育を実践していくこと」が、子育て日本一の公約を実現する道であるとおもいます。そのための施策の重要な柱が、中長期に見ても、正規の保育士の確保問題です。
また、行財政改革の名のもとで職員の非正規への切り替えなどにより、他市町村と比べても非正規の比率が5割を超えるという実態になっています。その点からも保育士における正規の比率を引き上げること。並びに保育士全体の待遇改善が保育の質を維持発展させるうえで重要な課題と思いますが、これをどのように進めるのか、市長のお考えをお尋ねします。