第3回定例会(9月議会)一般質問内容

2021年12月15日 12時36分17秒 by

福井かずのりは2021年9月議会で以下の内容を取り上げ質問しました。

質問番号  1 番

質問事項  富岡橋架け替えと市道14009号線改良工事に伴う通学路の安全確保について

答弁者  教育長、 建設課長       

質問要旨

西深瀬交差点から東へ国道256号富岡小学校前交差点までの市道14009号線の改良工事が予定されています。富岡橋と富岡2号橋(通称なわて橋)の間に、迂回路確保の為に、仮橋を設置し、工事全体は約4年間の工期日程で令和7年3月末完成の予定とのことです。

今回の4年間にわたる工事のために子どもの通学路が変更されることになりました。通学路は子どもの命と安全を守る立場から、十分すぎる対策が必要だと考えます。そこで最初に、教育長にお尋ねします。この通学路の安全確保を図るために、どのような検討と要望を取りまとめられているか。

次に、今回の道路改良工事に直接関連する担当部局の建設課長にお尋ねします。

今回の仮橋を含む通学路の「安全対策」に関する、県や県警本部との公安協議の内容、また地元住民、富岡小学校、高富中学校、教育委員会等の意向を受けての「市としての通学路の安全確保対策」についてどのような対策内容かお尋ねいたします。

質問番号  2 番

質問事項  太陽光発電設備設置に関する「山県市条例の制定」の進捗状況について

答弁者  市民環境課長

質問要旨

6月市議会で太陽光発電設置の条例問題を取り上げました。山県市には令和3年5月現在伊自良地区が最も多く264筆・約48300坪、美山地域で105筆・約15600坪、高富地区で106筆・約17300坪、山県市合計で475筆、81200坪に太陽光発電パネルが設置されているということでした。

国としては、資源エネルギー庁が全国的な制度として、「太陽光設備の設置に関するガイドライン」を制定しています。このような中で、6月市議会では「実際に問題が起きた場合、

どこまで検討できるかは、先進的な他市の事例をみながら、全庁的に多方面から検討していく」との答弁がなされました。

その後、市民の方から「太陽光パネルが家の前に大々的に設置され、高台の家からの風景が一変し、夕方の涼しい風も太陽光パネルが遮って流れてこなくなってしまった。」「パネルが設置される頃、役所に相談に行ったが、『私たちは何も手出しができん』と断られてしまった。」との苦情の電話をもらい、翌日現地を訪ねてお話も聞いてきました。まさに設置時に「市条例」がなければ、住民説明会の開催を義務付けたり、要望を協議したりなどの対応について市としては何も行政指導ができないのが実態です。

そこで、6月市議会の答弁を受けて以降、この間の「条例制定」に向けた検討状況について、各課を代表して、市民環境課長にお伺いいたします。

質問番号  3 番

質問事項  山県市水道・簡易水道の水道料金50%値上げは必要か

答弁者 水道課長

質問要旨

今回作成されたの「山県市水道事業経営戦略」では、令和5年から令和11年にかけて水道料金の50%の値上げを計画し、当初令和5年に30%、令和8年に10%、令和11年に10%と3段階で値上げをして、通算で50%の水道料金の値上げをする計画でした。

その理由は

1)人口減少によって水道の利用量が令和元年と比較して市水道・簡易水道の両水道で約14%の減少になること。(一般家庭が両水道とも約85%前後を占める。)

2)高富・美山地区の管路のうち、敷設から30年から35年を経過した管路は、全体の約18%にあたる67キロに及び、これらの取替敷設が今後必要になってくる。これらを勘案すると赤字にはできないので、値上げをして採算を合わせる計画であるとのことでした。

議会では、一般論として公営企業の独立採算の考え方から、受益者負担の原則で、一定の水道料金の改定は必要であること。一般会計の持ち出しを増やせば、他の市民サービスの施策ができなくなり、慎重な検討が必要である。他市町村と比較し安い方で値上げ後も上位10位だ。今後は水道事業審議会で審議を重ねながら、慎重に検討していくとの答弁でした。

本当にそうなのか。人口減少による水道料収入は50%値上げが完成する令和11年には3128万円の減収予測に対し値上げ後は1億3510万円の増収予測です。管路の取替敷設(ふせつ)や施設整備にお金がいるとの事ですが、そのために企業債を6億円借り入れて、50%水道料金値上げ完成の令和11年までは利息だけ計上し令和12年からは元金返済が増える計画です。しかし、値上げ完了後の令和12年からは逆に「合併時の投資返済が終わりに近づき、返済総額が減少期」に入ります。なんと令和15年には経費が5785万円減り、令和18年は9558万円も減ることが計画数値から読み取れます。

つまり、50%値上げすることで8年後の令和11年度には、水道事業は累積の黒字で2億5706万円から、4億7580万円に2億1874万円も利益が増える勘定になります。

なおかつその後の投資経費の返済額が12年後には約5800万円、15年後には9500万円も減ってその分も黒字になる数字です。ただし「収支予測」は令和11年度の50%値上げ完成年度までしかないので市民に判り難い資料です。以上の内容から、50%大幅値下げはかなり圧縮させることが可能だと思われますが、改めて水道課長の見解をもとめます。

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