6月定例会の概要をお知らせします。
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※6月定例会は質問制限があるため、私は質問できませんでした。
以下、6月補正予算の議決案件の概要をまとめました。
新型コロナウイルス感染症対応や物価高騰対策として、地方創生臨時交付金を財源に、補助・支援を行うもの
①学校給食の材料費値上げ分への補助( 値上げ実額と保護者負担の差額)
②作物販売している農業者への肥料価格値上げ分への補助 (10㌃2000円)
③氷見牛畜産業者の交付金制度(牛マルキン)負担金増額分の補助 (差額9割補填)
④漁業経営者へ漁船の燃料の補助(氷見漁協組合員で、漁協から購入=1㍑20円)
⑤放課後児童クラブ3施設の屋内手洗い場設置への補助 (500千円×3施設)
⑥水道基本料金減免(7・8月分)水道未整備地区世帯への補助(どちらも、1世帯3288円)
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♥上の議決された案件の中には、5月24日に共産党氷見支部として提出した『深刻な物価高騰から市民の暮らしと営業を守る取組に関する要望書』の項目が、いくつか、取り入れられていて嬉しく思いました。(①・②・④)
♥⑥水道基本料金の減免措置は、物価高騰対策として、7・8月2ヶ月間の使用分を減免。公平を期す意味でも、水道エリア外の地区について1世帯、同額の補助。合わせて約6千万円の補助額となります。これは、県企業局との「水道用水受給協定書」について2年前倒しで2部料金制移行に伴う、年間受水費の減とほぼ同額です。減免の財源は地方創生臨時交付金ですが、今回の受水単価見直しによる減額を市民へ還元した形になったのでは…と、穴倉は思います。
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◇新型コロナウイルスワクチン4回目接種の実施(財源:国庫・県支出金)は、60歳以上・18歳以上で基礎疾患有する者が対象
◇住民税均等割非課税世帯等臨時特別給付金支援事業は、予備費から…1世帯10万円、対象510世帯に。
◇子育て世帯生活支援特別給付金は、住民税均等割非課税世帯、一人5万円。
♥ 以上の支援事業は国費です。政府は予備費を5兆・10兆円の規模で計上しています。コロナ対応で膨らんだ背景はありますが、事前議決が必要ない予備費は『政府の便利な財布』になりかねない危険性があります。使途不明にならぬよう、何に使ったかはっきり示すことが求められます。右のようにコロナ禍での困窮世帯支援など政治本来の役目を果たす使い方であってほしいと思います。
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◇エネルギー構造高度化実証事業費(財源:国庫支出金 147,364千円)
・太陽光発電・蓄電池等活用による電力需要調整
・木質バイオマス資源活用電力需要調整(薪ストーブ燃焼実験も)
・電気を自己託送(遠地で発電した電力を電力会社の送 配電を利用して自社へ送る仕組み)できるか調査
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※産業建設委員会での主な議論
⑥の水道未整備地区世帯への補助
事業名『生活用水施設維持支援事業』
水道整備地区は減免手続き不要です。しかし、未整備地区は、補助手続きが非常に煩雑です。
これについては、穴倉陽子は、補助申請手続きの簡素化を図り、対象世帯の方が洩れることなく補助を受けられるようにすべきと考えます。
♥ 水道未整備地区は、対象:約300世帯ですが、高齢者のみの世帯も多く、申請書の記入や領収書の提出等、細かい手続きに対処できない場合もあるかと思います。「煩雑だから申請は諦めた!」という人を産まないよう、市として実情をしっかりと把握し、高齢者世帯への配慮など、誠意ある対応が肝要だと思います。
穴倉陽子は、当局に対し高齢者への配慮を求めました。
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※本会議での採決
議案第43号(仮称)氷見市新文化交流施設建設工事の請負契約の変更について
R2年9月締結した請負契約額は、44億2,477万4,200円。
みれは70,656,300円増額の44億9,543万500円に変更契約するというものでした。
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♥穴倉陽子は、次の理由で反対討論に立ちました!
・通常の避難安全検証法の手続きを待たず、先に確認申請し、承認以前に着工した結果、追加工事に至る。
市長の「見切り発車だが、違反ではない」答弁には異議あり。法律に反しないとしても、民間業者の指導的立場にある行政としてあるまじき姿である。また、行政である氷見市が「行政指導」を受けた事態に市民の信頼が揺らぎかねない。
・R3年6月時点で追加金発生が判明していながら議会への報告、説明がなかったことは議会軽視である。全体工事費内に収まればよしとする考えは承認できない。
・市民の中に、度重なる増額に対し「縮減の努力をしているのか」疑念の声がある。きちんと説明するべきである。
工事完成目前だが、7千万円あまりの増額のプロセスを了承できない。
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♥議案第43号 請負契約変更事案採決結果
賛成=13名(同志会)、反対=3名(無会派)可決しました。
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他の議案は全会一致で可決されました。
※6月議会を終えて、穴倉陽子が今後、注視していきたいと思う案件は次のとおりです。
◎市民会館跡地等整備事業、「水辺の憩い広場」整備に向けて、今年度中に測量・実施設計
・湊川沿いを市民がくつろげる環境整備の為の予算計上だが、市民から「湊川自体の整備は必要ないのか?」との声を聞いている。
◎「氷見市DX推進ビジョン」
『行政・地域生活のデジタル化』に向けた取組を進めていく。国がデジタル庁を創設、諸外国に後れをとる分野、追いつけと強力に推進しており、全国の自治体で急ピッチに進められている。便利になるけど〝落とし穴〟もあることは事実です。よく学び、研究し、よく考える必要ありと思う。
◎氷見市水道事業の経営状況
R9年には13%値上げ?水道環境の厳しさは事実であるが、命の水。経営の観点だけで考えていいのか!
以上です。