政治の軽さ

2011年02月26日 21時57分00秒 by

大村秀章氏が圧勝した県知事選の余波が、遠く幡豆郡にも押し寄せてきた。

県議選(4月1日告示・10日投開票)の幡豆郡選挙区に出馬を予定している自民党の現職県議が
先日、大村氏率いる政治団体「日本一愛知の会」との連携を表明したというのだ。

地元紙によれば、後援会幹部や幡豆郡3町の保守系町議らが集まった会合の席上、
自民党幡豆郡支部長の立場はそのままに、
愛知の会の公認を求めていくことを表明し、全会一致で了承したのだとか。

関係者の話だと、その県議は県知事選で重徳和彦氏を応援し、大村氏の公約について
「県が借金だらけなのに減税なんて出来るわけがない。大村氏は何も分かっていない」
などと息巻いていたらしい。

その県議の訴えを聞いて重徳氏に投票した有権者はどう思うだろうか。
県議は「大村氏との連携を深めるのが幡豆郡3町民の負託に応える道」と言うが、
彼の中にあるどの信念がそう言わせているのだろうか。

私からすると、勝ち馬に乗りたいだけで節操のない風見鶏にしか見えないが、
この県議の“変節”を“無批判”に了承した郡3町の保守系町議らも
有権者から同様に見られるだろう。

国も地方も、政治の軽さが目立つ今日この頃である。

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