12月議会一般質問①国道256号の整備について

2019年12月16日 14時34分42秒 by

質問番号  1 番                  

質問事項  山県インター以北の国道256号バイパスの4車線整備で早期着工を促進するために

答弁者 山県市長

質問要旨  

6月市議会に続いて、山県インター以北の国道256号バイパスの4車線整備で早期着工を促進する立場から、市長にお尋ねをしたいと思います。

最初に確認しておきたいことは、いま現在、地元の要望があるとかないとかではなく、都市計画としては「インター以北の国道256号バイパスの整備は4車線で整備をする」ということが法的にも決定されている結論だということです。そして公開された面談メモによれば県土木も「地元が2車線で良いと言っているからすぐに2車線に変更するというものではない」と市長同席の場で述べています。都市計画を変更せずに事業を進めることはできません。岐阜土木事務所は「正式な手続きの順序という意味では、都市計画審議会で「都市計画」を変更し、それを受けて見直し計画に基づき「道路建設」事業を進めるのが筋である」と表明しています。市長の一存で都市計画を変更もせずに事業は進められないことはから明らかだと思います。そこで一点目、その点について市長の見解をお伺いいたします。

次に、私はこのバイパス整備は「都市計画に基づいて、早期に4車線整備を進めるべきだ」という山県市の将来の発展を願い、建設の積極的な推進の立場であること。したがって「建設反対派」というようなレッテル張りはないとは思いますが、誤解のないように明確な立場を表明しておきます。6月の市議会ではその立場から、まちづくり企業支援課長に美山地域の水栓バルブ地場産業の強化拡大、牽引事業の現状と今後の展開について、また、馬坂工業団地などの整備状況や誘致の協議状況と今後の見通しについても尋ねました。今後の美山地域の地場産業の発展や大桑地域や岩佐や椎倉地域の開発にとって、山県インター開通と以北の国道256号バイパスの4車線整備がいかに重要な課題かが明確になりました。

又、市長にバイパス整備の4車線から2車線への変更の理由についてもお尋ねしました。それまで市長が言われていた地域の要望による2車線化の理由について、大桑からのインターへの立体交差ではなく平面交差にすることは4車線でも佐賀地域に実例があることや、西から東へのトラクターなどの移動も信号機設置により移動問題が解決し、中央分離帯があっても検討中の3つの信号交差点によって左右どちらにも通行できるので問題ないこともはっきりしてきました。盛土工法による伊佐美地域の水害への対策は今後の解決課題として残っていますが、2車線化の根拠は以上の理由からなくなりました。

そこで、2車線への変更理由が解決したと思ったら、市長は「暫定2車線だと4車線になるのに20年かかると県に言われたので、地域住民の利便性を考えて完成2車線でつくるように県にお願いをした。」と答弁されました。この点はのちほど触れたいと思います。

6月の議会の市長の答弁には残念ながら将来の活力ある山県市の発展の姿が出てきません。少子化で人口が減る。1万人も減って美山地域はもっと減ってしまう。子どもも減ってしまう。だから2車線で十分なんだと答弁されました。人口減少は調査で織り込み済みであり、かつ問題になっているのは「交流人口等」による交通量の推移が重要です。聴いていると山県市が20年、30年後に消滅してしまうようなさみしいイメージしか浮かんできません。

市長が平成26年に県に相談にいかれた直接的な動機が分かりませんが、当時の計画では山県IC開通してから、以北の国道256号バイパスは確かに10年かけて整備する計画でした。そこで2車線なら早くできるだろうという素朴な思いで、「2車線でいいから早く造って」という気持ちはわからないでもありません。

問題はその後です。平成30年度に、東海環状自動車道につながるアクセス道路県下5か所に国の補助事業が決まりました。国道256号バイパスは従来の10年先ではなく東海環状西回り完成に合わせて5年程度で整備する。しかも山県市都市計画にもとづく4車線整備に「予算が潤沢についています。」(30年5月7日協議での県土木の発言)局面が大きく変わったわけです。しかし、平成26年当時の要請に基づいて、その延長戦上での議論をされています。

山県インター以北の国道256号バイパスの4車線整備で早期着工を促進する暫定2車線や4車線化ではなく、完成2車線で整備したら、いまでも美山地域の皆さんの伊佐美交差点付近の朝晩の大渋滞は解消しません。13000台に減ると言われましたが総交通量は増大します。また交通量予測には加味されていない美山地域の発展や大桑地域の開発などが進展し、さらに交通量が増えてきても、二度と4車線化に拡げることができなくなってしまいます。

都市計画の変更には費用や、全市的な説明会の開催などを含めて今後手続きのために時間が必要になってきます。益々工事が遅れる要因にもなります。そこで2点目、あらためて市長に「完成2車線の撤回の態度表明」をもとめます。

前の記事

山県市民報55号を発行しました

山県市議会での議論の流れや福井かずのり市議の活動、その他市政のトピックスを紹介する山県市民報の55号を発行しました。新聞折り込みでお手元にも届くと思...

次の記事

12月議会一般質問②教員の変形労働制導入について

質問番号  2 番                   質問事項  公立学校教員給与特別措置法改訂による教員の変形労働制導入について 答弁者 服部教育...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このページをシェア