8月30日、中津川市にて「リニア学習報告会」が開催されました。
日本共産党南木曽町議・坂本満さんが、瑞浪市大湫町での水枯れへの対応を例に報告。中津川市からはリニアを考える岐阜県民ネットワーク、東濃リニアを考える会、リニアを考える坂本住民の会、瑞浪市の現場近くに住む住民の皆さんからそれぞれ報告があり、交流しました。
坂本さんは、トンネル工事によって水枯れや地盤沈下が発生している実態を示し、工事そのものに潜むリスクや調査の不十分さを指摘しました。さらに、大湫町付近では実際に水位の低下や沈下が起きていること、施工状況やその対策にも多くの問題があること、そして結果的に環境を損ねてしまった原因について詳しく報告しました。
坂本さんは、環境への影響を回避・低減できない要因として、①不十分な現地調査、②調査結果が活かされていない現場、③環境影響評価書の段階からの問題、④自然への謙虚さの欠如、⑤丁寧で正しい説明不足――の5点を指摘しました。
当日は、木下律子・田中愛子両中津川市議をはじめ、中津川市坂本地域や瑞浪市大湫町の住民の皆さんが参加し、熱心な議論が交わされました。
リニア工事が地域の環境や暮らしに与える影響は深刻です。
日本共産党は、住民の声を大切にし、自然と共生し、安全・安心の地域を守るために、引き続き全力を尽くします。